なんだかんだ、一気に10話まで読んでしまったのです。ずぶずぶと世界に引きこまれ……あっという間でした。とりあえず少しずつ区切って感想……書けるかな、いろいろな思考がぐるぐるだ。思いを言葉に出来ないってことは、ヒトは言葉で思考しているわけではないということなのか? まあいいや。
エミの寝顔が思い浮かんでもう。そりゃナナミじゃなくてもキスしちゃうと思う。でも……、確かにそれはオモチャとかへの愛情と変わらないかもしれない。難しい。でもほんの短かい間だけど、積み重ねたものがあったから先に進めたのだ。肉体的な力の差から先、気持ちの問題に。
そうして、ひとつのキスから初まる、記憶を取り戻す旅。すぐさま行動するあたりがやっぱりエミだ。……あれ、トコの家、どこで知ったんだっていいやうん。そしてやっぱりトコはすごい。嘘がない。だからアレなところがあっても良いん……だよね?
町の自然でごまかしていると痛い目に合う。特に小さな妖精にとっては。スズメが一斉に飛び立つのも言ってみれば町の自然。皆が従うのは理由があるってことだろうか。というわけで2本の電線に跨ったりすると焼き妖精になるから気をつけてね!! まあ最近は街中の電線、皮膜されてるみたいだけど。
そして颯爽と委員長登場。というかトコの断片的な情報から「逆行性部分健忘」という単語を引き出した麻衣はもの凄いのではないだろうか。エミの容態を説明するトコとそれを聞く麻衣の姿を想像するとやたら微笑ましい。
町の自然と法律。法律は人間社会からの制裁だ。自然のようにその場で食べてしまわずに、飼い主に持っていくネコは、やはり人間社会の一員ということなのだろう。そしてもちろん妖精、も。法律は線だというけど、その線を引いたのは人間だ。きっと、曖昧な部分に、すこしだけやさしい人間が線を引いたのだ。
そして行動が結果になってゆくってのがすごくいい。「世界中継」「変わらないひとなんていない」大切な言葉が戻ってくる。そして……。ああもう寝る時間が。
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書いた日: 2009/11/27 23:27 カテゴリ:感想 » oniki