前回までのあらすじ:突如として現れた闇夜華さんが液状化して襲ってきた!!
「……無駄だ、闇夜華さん。僕の欲望をそのまま映し出してしまう貴方はそりゃ凄い。でもそうじゃないんだ。そんな姿で僕を誘おとしても…。」
「…ほほ。此の様な紛い物では満足せぬということか。 ならば…、ジャーマネンよ、居るか?」
元の姿へ戻った闇夜華の横に赤い粘液が湧き立つ。 それは女の形を取り深々と礼をしつつ口を開いた。
「……おじゃまいたします。」
それはまぎれもなくジャーマネンだった。 夢にまで見たその姿が、今、僕の前に居る。心の音が高なり、顔が熱い。
「ご要件は?」
「ふむ、実は其方の力を貸して欲しゅうてな。 ちと妾の内に入ってはくれぬか。」
言いつつ闇夜華は着物をはだける。 露になる豊満な胸の膨らみの間には、巨大な女陰がぱっくりと口を開けていた。
それを見たジャーマネンはなにかを察っしたのか、にやりと笑う。
「ふふふ、おまかせください。」
答えるとジャーマネンはずぶりと巨大な割れ目へ手をつっこみ、そのまま全身を液状化させつつ中へと流れこんでゆく…。
「ほほ、良い、良い心地よ、ジャー。 もっと、もっと妾の中へ入るのじゃ。」
びく、びくっと身体を震わせつつ闇夜華は言う。
「沿うじゃ、其方の全てを飲み込んでくれようぞ。」
そしてジャーマネンの赤い液体は全て闇夜華の中へと流れこみ消えた。大量のものが彼女の内へと飲まれたはずなのに闇夜華の体格は変わらず美しいままだ。
闇夜華は着物を直しつつ言う。
「ほほ、見ての通り妾の内にジャーが潜んで居る。 そして妾の右目、先ずは此処じゃ。ほれよう見やれ。」
彼女がゆっくりと右目を閉じゆっくりと開くと、そこは薄い緑一色のジャーマネンと同じ目になっていた。
「否。ジャーに似せたではない、正真正銘彼女の目よ。 ほれ見ておるのだぞ、ジャーが。」
と、緑の目でじっと見つめられる。何故だか僕はどきどきしてくる。
その隙をついて、突然闇夜華が僕の頬をぺろりと舐めた。と、その舌は、紫色になっている。
「左様、これはジャーの舌じゃ。」
闇夜華が手を伸ばし、僕の頬に付いた唾液を伸ばしてゆく。触れる二本の指はもちろん赤色。
「ほほ、感ずるで在ろう、此はジャーの指じゃ…」
が、その指はどろりと溶け、紫色の湿る肉へと変わる。
「おや、指が舌になってしもうたぞ。妾の内のジャーは御身を更に味わいたいようだの。」
と、そのまま闇夜華は首筋そして僕の乳首へと舌を這わせてゆく。ぺろり、ぺろりと弄ばれる乳輪。絶妙な動き…
はたしてこれはジャーマネンの意思なのか、はたまた闇夜華が動かしているのか…。もはや僕にはわからなかった。ただあまりの快感に膝が笑い既に座りこんでしまう。
「先程とはまるで違う良い顔じゃ。ジャーもこの目から見て喜んでおるぞ。」
緑の目が嬉しそうに輝いた気がした。
「しかしそろそろ一物への刺激が欲しいようだの。」
闇夜華はジャーマネンの舌となった自らの指を僕の乳首から離し、自らの舌でぺろりと舐めるとそれは闇夜華の指へと戻っていく。 その様はまるでジャーマネンを舐めとっていく過程に見える。
「では次はここじゃ」
僕の身体が下から伸び出た肉質のある何かによって、自分の股間が闇夜華の胸のあたりに来るよう持ち上げられた。
そして闇夜華が着物をはだけると、そこには左右色違いとなった胸があった。右は真っ赤なジャーマネンの胸。左は闇夜華の胸。
「覚悟するがよい。この双丘で其方の怒張を挟んでくれようぞ」
僕の胸を支配するのは覚悟よりも快感への期待。
「ほれ、ゆくぞ…」
ゆっくりと胸が近づき僕の物に触れる。直後、右側面にひやりと、左側面には暖かな感覚が走る。闇夜華は両手を使い僕の物を胸で挟み込み、そのまま上下しはじめた。
まるで真綿で出来た絹のようにやわらかくやさしくなめらかに包み込む闇夜華と、砂糖で出来た水袋のようにぴっちりと隙間なく粘りつつ包み込むジャーマネン。
異質な二つの刺激が同時に襲いかかり脳はパニックを起こす。我慢するとかそういう問題ではなかった。ほんの数秒で達っし闇夜華の胸元を白く汚す。
「ほほ、こんなに早いとは流石に予想の外よ。」
闇夜華は白濁液を指で寄せ集め自らの口へと運ぶ。
「ふむ、いい味じゃの…。」
もう一度寄せあつめ、今度は指を赤い胸へと刺しこんだ。
「ジャーも気にいったか?そうか、もっと欲しいか。ならば…二度目は流石に我慢できるであろうしな…」
「…ですから出そうになったら言ってくださいませ。今度は私の口内へ出してくださいまうようお願いいたします。」
突如として声と口調が変わる。僕は今、あの口はジャーマネンの物になったのだと理解する。
さらに闇夜華の腕もいつのまにか赤くなっている。この腕はジャーマネンの腕なのだろう。…つまりジャーマネンの意思で今から擦ろうとしているのだ。
…そう思うと出したばかりだと言うのに、また僕の物は熱くなる。
「準備よろしいようですね?では…」
また双丘が揺振られはじめる。
ジャーマネンによるものというだけで僕の心は高ぶった。
が、しかし先程と同じ刺激、出したばかりということもありなかなか達っしない。
それは彼女の行為を長く楽しめるということなので僕は嬉しかったが…
「…やはり闇夜華様のほうがお上手でしたでしょうか?」
ジャーマネンにはそうは思えなかったようだ。
「い、いや、これ良いんだけど、流石に出したばかりだしまったく同じだし…」
思わずそのまんまのことを言ってしまった。
「……ふふ。そうですか。」
ジャーマネンの口元はぴくりと動き、緑の瞳は明らかな不快感。 …左の闇夜華の目は笑っていたが。
と、ジャーマネンは自分の態度に気がついたのか、元の冷静な顔に戻る。
そして双丘で圧迫されていた男根が、ふと圧力が緩み楽になる。
「お許しくださいませ。ではこのような嗜好はいかがでしょうか。」
そう言いながらジャーマネンは闇夜華の後ろ髪を一握り手に取り、すっと撫でる。するとそれはひとつの赤い塊、ジャーマネンの羽へと変化した。
さらに羽に闇夜華の髪を巻きつけてゆき、赤い部分と薄い紫の部分が半々ぐらいになったところで羽が動きだし、俺の物にやさしく巻きついた。
「闇夜華様の髪と、私の羽。同時にです。きっとご満足いただけます。」
ゆっくりと赤い羽が根本から竿先へと上がってゆく。
ざらついて、しかし滑らかでもある闇夜華の髪が、僕のカリ口を刺激する。粘りつき、ぬるやかにジャーマネンの羽が僕の亀頭を包みこむ。
そして下へ。尿道口がジャーマネンの羽の中にうずまり、皮が闇夜華の髪にひっかかりながら下に伸ばされてゆく。
そして上へ。下へ。スピードは上がってゆく。髪で擦れ熱く感じた瞬間、舐めるように羽が通過する。
ずっずっずっ!!締め付けも増し、音も力強くなってゆく。これは…耐えられない…!!
「ジャーマネンさん…!!もう…」
僕が限界を告げると、羽に絡まっていた闇夜華の髪が男根に思いっきり巻きついた。その刺激で男根がびく、びくっと痙攣する。しかし精液は塞き止められ出ることが出来ない!!
「ほほほ、妾の可愛いジャーマネンに不満を漏らした罰じゃ。まだまだ出させぬ、ぞ?」
痛い!!しかしぬめやかな快感は絶えず送りこまれ、男根が全身を使い送り出そうとする。それでも、出すことができない!
「痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイでも気持ちいい気持ちいいああああああーーーーーーー!!」
思わず叫ぶ。
「ほほ、その声も良いぞ…。」
「……闇夜華様ッ。止めてください、罰など。」
「なにを言うか。不定形ゆえ精神の形こそ重要な其方じゃ。身体の痛みが無い故に精神の痛みは、今こやつの感じている程度では無かったであろ。」
闇夜華の言葉に思わずはっとした。痛みに歯を喰いしばり、僕は言葉を紡ぐ。
「ぐ……その通りだ……。この程度の痛み。君の痛みに比べればッ……!!」
「ほほ、それだけかの?」
「……本当に…ごめん……。」
ジャーマネンの緑の瞳が、ほんの、ほんの一瞬、ふわりと輝いた気がした。
が、しかし、すぐに元の少し冷たい緑に戻る。
「…ふふふ、なにを勘違いしているのです。私は貴方の精液が欲しくて我慢できないだけです。」
そしてその瞬間、
ずぷん!!
羽が亀頭に押しあてられ、羽の表面を貫き中へと男根が押しこまれる。
「では、いただきます…」
闇夜華の髪が解け、男根の拘束が消える。瞬間、僕はついに精液を出す。
どくん、どくんと我慢してた分、大量に、羽の中へと白濁液を流し込む。
「おいしい…!!」
ジャーマネンは羽から味わっているらしく、その喜びの顔は絶頂を向かえているようにも見えた。ずっと、ずっとその顔を見ていたかった。
しかし永遠に続くかと思われた僕のモノの痙攣だが、止まってしまう。
「もっと…もっとください……」
ジャーマネンはねだり、羽の中が蠢き、さらに吸引しはじめる。
その刺激と顔にまた僕は出してしまった。
本当にこのままこの羽に一滴残らず吸い出されるんじゃないか…、そう思ったとき、羽が元の紫の髪へと解けた。
「ほほ、ジャーはまだまだ甘いのう」
そこに立っていたのは闇夜華だ。完全に、闇夜華だ。赤いところなどひとつもなかった。
「では、そろそろ妾と致すか?」
冗談かと思った。なにせ息も切れ切れで、心臓はばくばく言って、短距離ダッシュ100本やって、もう一歩も歩けないような。
それにさっきのジャーマネンさんの羽攻撃で僕は完全に満足してしまっていた。
「いや、正直、これ以上は…すいません……死にそうです……」
しかし闇夜華は自らの手で下腹部を撫でながら言った。
「ほ。そなたはジャーがどこに居るか、忘れたかの…?」
闇夜華の秘裂から、赤い粘液が垂れる。そしてそれが指の形へと変わり、おいでおいでと誘っている…!!
「ほれ、妾の中でジャーも待っておるではないか。」
闇夜華は自らの秘裂をさらに指でまさぐり、赤い粘液を絡める。
「ジャーの液体で其方を溶かし、妾の肉が天国へと連れてゆこうぞ。これこそ本当のさんぴー、かの?」
赤い粘液が絡まった闇夜華の指が僕の顔の前へ突きつけられる。
「ほれ、よい香りよのう…。」
限界だった。…限界だと思っていた。しかし僕の股間は、その香りで、少し反応してしまう。
「それでこそ、それでこそよ。ほれ、舐めてみよ。」
口に突っこまれた闇夜華の指は、甘かった。そして僕の疲れがぐっと楽になる。
「効くであろ。ジャーが其方から吸い出した精液から疲れに効く成分を割りだしたのじゃ。其方専用の栄養ドリンクじゃの。」
ジャーマネンさんが僕の為だけに。その言葉に僕はまた感動してしまう。そして聳り立つのは下半身。もう完全に、疲れは飛んでいた。
「ほほ、いけそうだの。」
闇夜華は嬉しそうに僕の上へと跨ってくる。すると秘裂から赤い粘液がとろーりと僕のモノへと滴り落ち、包みこみ、それはジャーマネンの手となる。
これだけで漏らしそう…だ…!!だが入口にも到達していないところで…
「…耐えずともよい。感じるままに感じればよい。出そうなら出してしまえばよい。」
闇夜華のやさしい声とやさしく竿を撫でるジャーマネンに、僕の力がふっと抜ける。その瞬間精は漏れてしまう。
が、しかし、僕のモノは痿える気配など微塵もない。それどころか、さらに、さらに聳り立つ。
「本気の妾の前ではな、男のモノは痿えられぬ。そういうものじゃ。妾を満たすまでは痿えさせはせぬからの…」
そしてずぶりと、僕のモノが闇夜華に迎え入れられる。
…そこは別世界だった。肉の襞がやわやわと蠢き、粘液が絡みつきしごきあげ、膣がみっちりと収縮し、亀頭が粘りに舐めあげられ、尿道口がちょんちょんと指で突かれ、肉棒全体が吸い上げられる。
僕は叫んでいた。腰も抜けた。動けない。動かせない。発狂する快感だった。
粘液と肉の饗宴。肉棒はただただ収縮を繰り返す。意思をもつ粘液がカリ口を丹念に撫でる。自在に形を変える肉壁がうねる。
そしてすぐに視界は白くなる…。最後に見えたのは闇夜華の笑顔だった……
…目が覚めた。ベッドの上だ。横には闇夜華が立ち、手に持ったコップに例はの赤い粘液が入っていた。…どうやらこれを飲まされたようだ。
「…気がついたかの。やはり人間には、いや、其方にはまだ早すぎたようじゃ…」
そりゃそうだと思う。人外の快楽を与えられる者が二人本気になってしまったのだから…。
「まあ、もう少し鍛えることじゃ。次は妾を満足させることと、信じておるぞ。」
「…次が、あるんですか。」
「ほほほ。妾は常に其方の内に居り、其方は常に妾の内に居るのじゃ。其方が望むがままに妾も望む。其方が次を望むなら、妾も現われるぞ。」
よくわからない。が、どうやら次もあるようだ。なら確かに鍛えるべきだ。
「…しかし、妾もやりすぎたわ。 お詫びといってはなんじゃが、そのベッドを置いてゆく故、大切に使われよ。…今宵はよい夜であった。」
と、言われて自分のベッドをよく見てみると、それは布団からなにまで赤一色で…
僕が「それ」に気がつき、顔を上げたときには、既に闇夜華は消えてしまっていた。
「…また会うときには、耐えてみせるから。」
「では、これより特訓を…」
その声とともに赤い布団は怪しく蠢きはじめ、僕は快楽の声を上げるのだった。
完