一昨日のVistaネタつながりでLinuxネタをやろうとしていたのですが、下調べをするうちに自分のメインPCを64bit化したくなり、今、作業中なスラです、こんばんは。これもミイラ取りがミイラの一種でしょうか。スライム娘とやってたらスライムに。
あーあとpixivの件。対応についてはああいった形で酷評させていただきましたが、中身については、まあ、起こるべきことが起こったな、と、そんな感じです。
昔とある方に「スラさんの意見は見る側の意見だよね」と言われたことで気付いたのですが、絵を描く側と絵を見る側って、考えかたに大きなギャップがあるんです。「経過はともかくアウトプットが良ければいい」ってのは、結果しか見ていない、ようするに絵なんて描いたこともない見る側の考えかた、もしくは限られた時間で結果を出さなければならないプロの考えかたです。それに対して「線の一本一本までオリジナルを追求」というのは描く側の考えかたです。
で、絵ちゃでは前からちらちら話していたのですが、Pixivってどう考えても描く側のシステムではなく、見る側のシステムなんです。ブックマークをタグで分類整理なんてのは毎日大量の絵を"見る"側に便利な機能ですし、機能搭載がいつも後手後手に回るのもそうです。さらに「ふさわしい相手に見てもらう」ための機能は絵につけるタグしかなく、「ふさわしくない相手に見せない」機能はいつまでたっても搭載されません。自分をブックマークしている人が、他に誰をブックマークしているかの集計を取れば自分と絵の傾向が近い人間も見付かるのに、この機能もありません。(なかったよね? というかPixivはもっとブックマークの相関データを有効利用すべき。まあ多分コード書けないんだろうけど。)
そして"見る側"中心であることが最も如実なのは「人気のタグ」という機能。そのタグが付けられている絵が多いタグが人気となっていますが、少し変ではありませんか? 投下された絵が多いというのは供給が多いタグということ。でも絵を描く側からすれば、検索やクリックの頻度が高い、つまり需要が大きいタグこそが「人気のタグ」ではないでしょうか。
Pixivは絵を描く方のためのSNSであるはずなのに、実態は絵を見る側のSNS。運営は絵を見る側の立場。この歪みは以前から使いづらさという形で出ていたんです。そして今回、twitterの発言で完全に表に出た、ただそれだけのこと。ほっといても、いつかは起きたこと。今は競合するSNSがありませんから皆Pixivに留まってますが、かっさらおうとすればわりと簡単に行けるのではないでしょうか。ビジネスチャンスですよ。
はあ、起きたらしごとかー。もう一日欲しいよー。休みが。給料も欲しい。
- S-BOW:一応既に似たようなのは出てるんだけどね。PiXAっていうのが。名前まで似てるけどw 正直俺も見る側の人間なので、機能面とか全然気にしてなかったなぁ。まあ後は「言わぬが花」ってことでw
- 管理人:僕もこれ書いたあとにPiXA知りました。なんとなくほぼ同じっぽいのが悲しい。
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書いた日: 2009/09/07 01:28 カテゴリ:日常