カテゴリ:日常とか。

日常のだらだらした風景

2010/04/21

はぴばすでー俺。

職場の人間が一人ずつ倒れていくという恐しい状況の中、夜はサーバーの移行作業をほけほけとやる毎日。気がつけば29歳になってしまいました。肉ですよ、肉! 肉的なスライムさんがこんにちはですよ! 肉と肉がひとつになってゆく!

まあそんな状況で、他のことが後回しになりまくってます。神棚の更新したいし、リンク集に追加もしたいし、スラ娘リストwiki化もしたいし、ジェラさんのも書きたいし……時間と体力とお金を無限にするチートコードをください!

ただそんな中でとり急ぎ紹介したいモノがありましたので。NHKでやっているハーバード白熱教室。アメリカの名門、ハーバード大学で最も人気のある授業。その名も「Justice」。すなわち「正義とは何か」をテーマにした講義です。サイトにはステキな煽り文句が並んでいまして、番組概要から一部抜粋します。

創立1636年、アメリカ建国よりも古いハーバード大学の歴史上、履修学生の数が最高記録を更新した授業がある。政治哲学のマイケル・サンデル教授の授業「Justice(正義)」である。大学の劇場でもある大教室は、毎回1000人を超える学生がぎっしり埋まる。あまりの人気ぶりにハーバード大学では、授業非公開という原則を覆し、この授業の公開に踏み切った。ハーバード大学の授業が一般の目に触れるのは、史上初めてのことである。

サンデル教授は、私たちが日々の生活の中で直面する難問において、「君ならどうするか?何が正しい行いなのか?その理由は?」と、学生に投げかけ、活発な議論を引き出し、その判断の倫理的正当性を問うていく。マイケル・ジョーダンやビル・ゲイツはその仕事で、すでに社会に貢献しているのになぜ税金を納めなければならないのか。また代理出産、同性愛結婚、人権など最近のアメリカ社会を揺るがす倫理問題も題材となる。絶対的な答えがないこのような問題に、世界から選りすぐられた、さまざまな人種、社会的背景を持った学生が大教室で意見を戦わせる授業は、ソクラテス方式(講義ではなく、教員と学生との闊達な対話で進められる授業形式)の教育の最高の実例と言われている。

こんなん面白いに決まってんじゃん、と。もう少しうまくタイトル付けりゃいいのにNHK。

特になにより僕の目を惹いたのはLecture3,4ディスカッションガイドの一文。共同体のメンバーの過半数が、人種差別主義者であることで喜びを感じるとしたらどうだろうか?喜びの収支が最大になるとしたら、彼らが人種差別主義者であることを認めるべきなのだろうか? ……これ、表現規制に対する問い掛けにほぼそのまま当てはまるんですよ。「共同体メンバーの過半数が、虹エロ規制に喜びを感じるとしたらどうだろうか」いろんな理由を付けてますが、結局虹エロ規制推進派にとっては、規制というのが彼らの正義であるからやってるだけで。であるなら、その正義が過半数に至ったとき、それを集団全体の正義としていいのか……。逆にそこに反対するというのは、日本という集団にとって本当に問題ないのかどうか。誇張された規制派の主張を読んで、なにも考えず「反対です」というのはどうなのだろうか。賛成派にも反対派にも、僕は違和感を感じます。その違和感の答えが、この「正義」から得られそうな気がして。

が、ここまで書いといてアレですが、実は自分は見ていないのです。しかし、ま、何故とり急ぎ紹介したかというと、4月24日(土)午前1時15分(金曜深夜)に第一回が再放送されるからです。見ますよ! そりゃ。皆も見ようぜ! 少なくとも規制賛成・反対と叫ぶ前に、見といて損はない気がするぜ!


  1. 管理人:コメントテスト
  2. かくに:誕生日おめでとうございます。来年で三十路ですか。30の向こう側で待ってますよ(ニヤッ)   正義ってアレはそう言ってる個人若しくは団体にとっての正義であって世界共通の正義は無いと思うんですよね。国も人種も文化も宗教も思想も違う訳だから。それが個人レベルだって家庭、地域、学校、友人との付き合い、自分の立場、犯罪被害の有無なんかでも当然正義の認識も変わってくるからコレが正しい、なんてのは当然決められない。そうは言うけどじゃあとりあえず正義はどう決めるか?と言われれば所属する組織なりの多くの人が納得するのが正義になると思われます。その比率がどれくらいかはそれぞれでしょうけど。あとは当然それに対抗する正義もあるでしょう。で、ぶつかって勝った方が正義ではないでしょうか?中身はともかく大抵は。論点ズレてるっぽいですけど。  立場が変われば正義も変わるというか…あと自分の行いを正義だというヤツには碌なのがいませんでした。
  3. 管理人:「多くの人が納得するのが正義」本当にそうでしょうか、というのがこの番組。収入はそれに見合う働きをした見返りのはずなのに、そこに税金を課すのはおかしいのではないか。税金が無いほうが多くのひとにとって喜ばしいはず。しかし現実に税金はある、何故か。と、まあ、そんな感じのようです。「自分の行いを正義だ」というヤツにロクなのいないというのは同意です。
  4. かくに:あくまで番組というか講義の中の話で正解というものが無く議論する事が目的だと思うので…いろんな意見や表現が聞けそうで面白そうです。   思うに誰もが納得できる正義というものは一つの大いなる意思の元、皆平等に同じ状態においてのみ可能なのではないかと。地球上の生命が融合して一つになればそこには差別も憂いもストレスもない世界ができると思うんです。ではその母体をどうす…あ、ちょ…ジェラさん…かうsぢゅyだs
  5. 管理人:《ここから境目が見えるか?  国境は俺達に何をくれた?》《全てをやり直す  そのための『ジェラ缶』だ》  ……ですね!ェラ缶を撒き散らせ! 
  6. oniki:いやー見たけどすごく面白かったです。教えてくれて有り難うございました。明日も見ようっと.
  7. :正義という話題ならパワプロクンポケット7というゲーム内でなかなか面白い話が聞けます。興味があるなら一度見てみる価値はあると思います→ttp://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/756.html
  8. 管理人:onikiさん > ごぶさたです!! 今日も面白かったですね。リバタリズムのあたりは実に熱かった。でも一回目から見ないとついてけない部分があるのが欠点かなぁ……。とっととNHKオンデマンドの特選に入ってくれ!! パワプロ君 > うーん……ひとつの根拠に沿ってないから、言ってることが支離滅裂な気が。主人公がよくわからないというのも当然のよーな。
  9. アルティ・エストランス:誕生日でしたか。遅れましたが、おめでとうございます。

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書いた日: 2010/04/21 01:22 カテゴリ:日常


作成:スラマイマラス
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