カテゴリ:妄想

読むと死にます。

2009/01/19

諸君、私は触手スーツや肉スーツが大好きだ。

まあ元々包まれたい欲望があるので、触手スーツとか肉スーツとかスライムスーツとか大好きなんですね。


 今日の朝のテーブルに並んだのはポテトサラダにスクランブルエッグにトーストだ。
 こんな単純な料理では人によってさほど差異は出ないはずなのに、それでもジェラさんの腕の良さがわかってしまう。
 スクランブルエッグをトーストに載せ、俺の前で幸せそうにを頬張るこの5歳児にはあまりにもったいないメイドだ。
 本当に何者なんだ、このひと(?)は。

 と、その雇い主はゆっくり噛み締めるように口内の味を堪能すると、白い牛乳を一口飲みこんでから、こう切り出した。
「ねえ、私、新しいワザを覚えたんだけど、今から試してみない?」
「嫌だ」当然、即答である。
「な、なんでよー! っていうかなにその心底までに嫌っぽい顔!」
「ちょ、おま、当然だろ! 前回のことを忘れたとは言わせねーぞ!」

 前回……。それはゼリが特訓の末、俺のモノを受けいれることが出来るようになったといったときの話だ。

 そう、試してみると彼女の体格では収まるはずもない熱り立った俺のモノが、確かに中へと沈み込むように消えた。
 そこは肉で出来た泥が渦巻いているようだった。渦は中央に俺のモノを捉え、やわらかく粘つく細胞の粒が、表面を舐め回した。
 それは悔やしいが耐えられるような快感ではなく、腰は勝手に震え出し、すぐさまに玉から熱い液体が登ってきた。
 だらしなく溶けた顔を幼児の前に曝け出し、ゼリはそれを見て笑い、そして満足し……気を抜いてしまった。

 その瞬間、あっという間に彼女の膣が元の大きさへと戻ってしまったのだ。
 すると、収まらなくなった俺のものはどうなったか。ばきんと。90度折れまがってしまった。
 それだけならまだしも、癒着でもしたのかなんなのか、その状態のまま抜けなくなってしまうおまけ付きだ。

 ……地獄だった。

 男であれば、それ以上の言葉は必要ないだろう。
 恐らくジェラさんが居なければ一生そのままだったはずだ……。
 恐ろしい。あんな思いは二度とごめん。当然の帰結だ。

「……あー、うん、あれはごめんなさい。よしこれで水に流した」
「……いやいやいや流せませんから」
「だいたい、あのあとジェラさんに良いことしてもらったんでしょ? だったらそれでプラマイゼロよ!」
「アホか! お前がマイナスでジェラさんがプラスになっただけじゃ!」

 と、そこで横に立っていたジェラさんから飛び道具。
「では、私からもお願いします」
 ジェラさんが見ている。俺をじっと見ている。まばゆい笑顔で。今度は大丈夫ですときらきらと瞳で伝えてくる。
 ……俺にゃ無理です。こんな笑顔、断われないです。全面敗訴です。
「いいよ、やろう」
「そうこなくっちゃ」「ありがとうございます」
 2人の声が同時に響いた。

「で、なにを覚えたんだ?」
 そう聞く俺に、ゼリは「よくぞ聞いてくれました」と胸を張る。いや、お前が言いだしたんだろうが。
「今回覚えたのはね、大人の身体になる手段よ!」
 ジェラさんが隣で、わーぱちぱちぱち、と両手と三つ編みを使って拍手。なにこの空気。
「前回はね! 気を抜いてエラいことになっちゃったわね」
「あーまーそうだな」
「今回はもしそういうことがあっても大丈夫な仕組みにしたの!」
 あーなんだ、彼女は彼女なりにちゃんと考えてくれていたのだな。少し安心する。
「ほう、どんな仕組みなんだ?」
「それはご飯食べてからのお楽しみよ!」
 と、ここまで言うとゼリはもう一枚のトーストを頬張り始めた。時折こちらを見ては「ふふふ」と笑いながら。


 中身の綺麗になくなった食器をジェラさんが片付ると、ゼリはこちらを指差し
「じゃ、今からやるんだから、よく見てなさい!!」
 と、ワンピースを脱ぎ捨てる。
 ゼリは下着なんぞ付けていないから、それでもう全裸だ。つるっぺたの、5歳児の身体が目の前に堂々と晒される。色気も糞もあったもんじゃない。
 だが実は一皮剥いたその内はそうでもないらしいことを、前回に思い知った。
 短かい間であろうとも、俺のモノに凄まじい快感を叩きこんだのだから。

「んー? 見惚れてるの?」
「いやいやいや。まあでも、考えてみりゃお前の身体って人間離れしてるよなぁと」
「うーん、そうなの? まあいいわ。これからもっと驚くことになるんだから」
 じゃあよく見ていなさい、と彼女は自らの股間を、慣れた手付きで大きく広げた。
 右手の人差し指と中指で、桃色の口が大きく開け放たれる。
 そこを左手の指が、まずはゆっくりとなでる。
「ふぁっ……」
 と、震え始めた肉の門を、軽くノックする。ぴく、ぴくんと全身が返事を返す。
 それを入って良いという返事と受けとったのか、指は彼女の奥へと侵入を開始した。
「…ん……んんっ……あはぁ……」
 始めは口元のあたりを擦るだけだった指。
 しかし口は涎を流しながら要求しはじめる。もっと奥へ、もっと深く。
 求めに応じて指は増やされ、さらに奥を目指してゆく。
「も…もう少し……もう少しで出てくる……」
 はっ、はっと呼吸を荒らげ、熱に浮かされながらゼリは呟いた。

 ぽかんと口を開けて見ていた俺だったが、ある異変に気付く。
 彼女の中から流れ出す愛液が、ありえないほどに多いのだ。
 ぽたぽたと垂れ落ちていたはずの愛液は、今や蜂蜜の滝のように流れ落ちている。
 口から垂らされる涎などとは比較にならない量。
 ゼリの足元には愛液の水溜りが出来ている。

 と、ゼリの呼吸も手の動きも早くなっている。
 紅潮した顔と、震える唇から紡ぎ出される言葉は、それが近いことを示している。
 そして… 「ん、んんっ……く、くるっ……出るぅっ……」
 びく、びくんびくんびくん。全身を大きく震わせるゼリ。

 と、その途端、変化は訪れた。
 彼女から流れ落ちていた愛液が、真っ赤なものへと変わったのだ。
「……血!?」
 驚き、ゼリの行為を止めようとした俺に、ジェラさんは止める。
「心配いりません、アレは血ではありませんから」
 見れば、ゼリから流れ出す赤い液体は、一人でに動きだし、彼女を包みこみ始める。
「あれは……自らのイメージを形にする……そんな液体です。私の三つ編みと基本的には同じものですね。まあ、出すためにあのような行為をしなければならない点は、まだまだ未熟ですけど」
 と言いながら、それを見守るジェラさんの三つ編みは踊っている。
「へえ、今度はそれを教えたんだ」
「いえ、今回は指導していないのです。なのに……今、驚いているところなのです。考えられるとすれば以前の特訓のとき、彼女の中へ入れたとき、覚えてしまったのか、残存していたものを自らへ取りこんだのか……やはりゼリ様は素晴しい素質を……」
 ジェラさんの三つ編みがクライマックスの指揮者のタクトのように上下する。

 と、ゼリのほうを見れば、首から下はもうすっかり赤い粘液に包まれている。
 そして徐々に真っ赤な大人の女性の形を作りはじめている。
 飴細工を伸ばすようにすらりと両腕が出来あがり、ふっくらと大きな胸が風船のように膨れあがる。
 ろくろで作りあげるようにすらりとくびれた腰が作られ、わずかな膨らみを帯びた腹の中央に臍が現れる。
 その下、中央から一本の柱が二本へと分かれ、足となる。そしてその付け根には、すらりと切れ目が入り、陰裂が出来あがる。

「どう、これ……? それとも胸はもっと小さいほうがいい?」
 あっという間に、すっかり真紅の成人女性の身体となったゼリ。
 少し笑うと、出来あがったそれを見せつけるよう、赤い両手を大きく広げる。
 しかし……大人になったのは、赤い粘液に包まれた、首から下のみだった。
 5歳児の顔に、大人の女性の身体を無理矢理くっつけた感じで……正直、バランスがおかしい。

 そう指摘しようと口を開こうとしたが、それよりもゼリの様子がおかしいことに気付く。
 赤い粘液に包まれてもいない顔が、真っ赤なのだ。そして、なにやら震え、息を荒らげているのだ。
 始めはこの粘液を出した余韻かなにかだと思っていた。
 しかし、それだけではないようなのだ。びく、びくんと今もって頬が震えているのだ。

「ちょ、お前、どうしたんだ?」
 返ってきたのは意外な言葉だった。
「や、こ、この粘液……中…すごすぎるの……はっ…きもちいいっ…」
「は、はぁ?」
「私の身体をね……びっしりと…つぶつぶの…肉が覆って……撫でてくるの……。まるで肉で出来た毛布の中みたい…。あ、やめ、ちくび、吸わないで……っ! うあぁ……足の裏撫でられるのきもちいいぃ……」
「……」
「…あう…指先……舐められるのぞわっとくるよう……あ…やっぱり…やっぱりそこも……クリ…クリいいよぅ……もっと…おまんこ…奥まで…奥…あ…きた…きたきた…いいっ……」

 どうも赤い粘液をうまく制御出来ていないらしく、ひとり勝手にびくびく震えるゼリ(の首から上)。
 いつも酷い目に合わされている俺としては、ちょっぴりいい気味と思いつつ、なかなか面白い。
「あ、あはっ……おしっこも出ちゃう…あ…プールの中でしてるみたい……きもちい……や、は、また全身ぞわぞわって……ほんと…素敵……いい、いいよぅ……」
 俺は、これを見ているだけでよかったのだ。それだけで十分だ。
 だが、しかし……ゼリが叫んだ。

「彼にも…彼にも味わってもらいたい……ッ!」

 ぎらん。ゼリの緑の瞳が光った気がした。
 途端、赤い粘液女体の、腹から一本の切れ目が走る。
 それは胸元から股間までを繋ぎ、そして、ゆっくりと開いてゆく……

 ごぼぉッ

 赤い粘液を吐き出しながら開くそこは、巨大な女陰にしか見えない。
「ふふふ……ここにあなたを呑みこんで……私の快感を味わってもらうの……」
 熱に浮かされたゼリが呟く。その目は…見るヒト全てを震えあがらせる……そう、捕食者の目…!

「ちょ、な、ヤバ…」
 本能から危険を感じた俺。すぐにその場から離れようとするが……
「逃がさないから……」
 と、赤い裂け目から触手が飛んできて、あっという間に俺に絡みつく!
「な、なんじゃそのデタラメは……ッ!」
 講義の声はゼリには届かない。
「呑みこむ…呑みこむ…呑みこんで……溶かして……そして……ひとつに…」
 ただそう呟いている。

 触手は縮み、もはや俺の目の前に巨大女陰……。入ったら絶対いろんなものが吹きとび、帰ってこれない気がする。
 ああぐっばい俺。ジェラさんにもいいことしてもらえたし、このまま天国味わって死ぬんならいい人生だったのかね?
 そう覚悟し、俺は目を閉じた。

 そして、1秒、2秒、3秒……あれ? 一向に中へと入る気配がない。
 と、触手の動きが止まっていることに、ようやくそこで気がついたのだ。

 恐る恐る目を開くと、ゼリは気を失っていた。
 頭に、白い手袋のチョップを受けて。
「脳天幹竹割りです」
 そう笑うジェラさんを見て、全身から力が抜けた。
 助かったのだ。

「やはり、私の特訓が必要ですね」
 目を覚ましたゼリに、ジェラさんはそう告げた。
「というより、まずおしおきからですね。あのまま続いていればどうなっていたか、ゼリ様の身体にしかと教えて差しあげます」
「え……おしおき…って…アレをやられるってこと?」
「はい。私の中で、たっっぷりと、ふふふ、ゼリ様にアレを付けてですね……」
「やめて、アレはやめて……っ!」
 逃げようとするゼリ。しかしジェラさんのスカートから伸びた触手がすぐさま絡みつき、捕らえてしまう。
 ……というか、今のジェラさんの目、さっき俺を呑みこもうとしたゼリの目とそっくりなんですけど。
「逃 が し ま せ ん よ ……」
 朝っぱらからクタクタになった俺は、とりあえず二度寝しようとベッドに向かった。

おしまい。

明日仕事なのに結局こんな時間かかってしまいました。マズい……。あ、今回もぶっつけ本番で書いています。全体のバランスとか知ったことか。

というか他にやることいっぱいあるのにほったらかしちゃったし……。あ、明日、がんばろう!


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書いた日: 2009/01/19 01:30 カテゴリ:妄想


作成:スラマイマラス
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