カテゴリ:感想

感想っていうか、適当に書いているけど。

2007/04/30



[百覧アナザー]初ヶ瀬マキナ みなもとこなた

素晴しい…。エロは完璧なんですよ。同化プレイすてきすぎ。そして同化の過程もエロすぎ。擬態を解く過程もエロすぎ。本能に奔るあたりもステキ。

でも、だからこそ細かいところをツッコみたくなります。

記憶透過能力。これ、無いほうがよかったんじゃないかなと思うのです。手段は説明せずに「私は見てしまった」ぐらいの感じでよかったんじゃないでしょうか。何故ならここで突然「わたし」と読者に距離が開いてしまうので、おいてきぼりを喰った感覚になってしまうのですね。

さてこの話、実はいろいろ含めてません?

以下はネタバレなので読まないように。生存確認だと丸見えだけど読まないように。

みなもは、こなたが背負った重荷から解放しようとしています。全てを忘れさせて、自分とおなじ楽で万能な存在に変えることで。

しかしこなたは目覚めたとき、人間であったころのことをはっきりと覚えています。つまりこなたが背負ってしまったものは、たかが転生し、スライム娘になったぐらいで消えてしまうほど、軽いものではなかったわけです。

恐らくこの先、こなたはスライム娘として得た力で復讐を考えます。しかしみなもはそれを止めようとするでしょう。その先にあるのは、幸せではないから。スライム娘にすることをもって彼女を苦しみから解放したはずなのに…

そしてみなもは気付くでしょう。スライム娘のなかで人間を同族にすることが禁じられている理由。わざわざ本能を押さえこむような決まりがあるのは、同族にした者がロクなことにならないから。しかし、もう、遅い。

ここに書いたとおりの意図があったんだとすれば、そこまで含めて実に僕好みの話だったりします(笑。逃げた先にあるのもやっぱり戦場ですよね。


名前

コメント

注:以下の条件に当てはまるコメントは無視されます

書いた日: 2007/04/30 23:35 カテゴリ:感想 » hyakuran_another


作成:スラマイマラス
MSN : slime.haha@hotmail.co.jp (注:ここにメールを送られても読みません)

当サイトは基本的にNYSDLの元で公開されていますが、 引用されている文章、画像などは元の著作権所持者に帰属しますのでご注意ください。

当サイトへのリンクはどのような形(普通のリンク、直リンク、ディープリンク、隠しリンク)であろうとも、歓迎します。

一番上へ