ぐずぐずしてたら完結してしまったので(笑、読んだところまでの感想上げちゃいます。そうそう、WebブラウザにOpera使っててると、こいつrubyタグに対応してないもんだからそ・れ・を・自・分・は・た・ま・た・ま・見・つ・け・て・し・ま・っ・た・だ・け・な・の・だ・。
って見た目になってて「面白い強調法だなぁ」とか思ってたけどchromeに乗り換えてやっと謎が解けたよ!! Chrome最高。
というかあと5話と書かれたあたりで「どう考えてもエロシーンが入らないんですが!!」とか書こうとしてたのですが完全賞味期限切れ。
そう、カンパネルラからの脱出が想像より全然早かった。というかエミが壊れかけてる間に(1話目)ナナミたちが必死で探し出して(2話目)、カンパネルラと(肉体的な意味で)バトって、都合良くスライムに変身したナナミが救出する(3話目)とかそんな3話ぐらい使う展開を予想してたのに、全然違ってて、そして納得した。
エミには自力突破がよく似合う。生きる希望すら断たれた、まさに"絶望"という状況で、それでも彼女は諦めなかった。心で語りあうことを。壊れなかった。そして死という現実が目前に迫ってきても逃げなかった……。いや少し違うか。妖精の横には常に死があるのだから。でも、もしカンパネルラが会話の成立しない人物だったとしたら、きっとエミは壊れてたような気もする。
そう、カンパネルラは確かに途中エロに暴走した場面はあったけど、でも基本的に驚くほど理知的だった。ここまでしっかり自分の性癖を説明できるって凄いことですよ。つか僕にはスライム娘さんの良さをああいった形で語ることなんて出来ないもの(笑。
でもそこまできちんと語れるのも、きっとリョナに染まっていく自分が怖かったからなのかなと思う。ただただ黒い闇に呑まれていく気がして怖かったから、そのエロスを理論立てて理解しようとした。だから説明が出来た。……今回のエミと少し似ている気がする。そしてやっぱり……彼女も、エミと同じように、自分の闇が理解できなかった。
でもそこでカンパネルラは諦めてしまった。壊れてしまったのだと。だから実行してしまった。……なのにやっぱり、悲しかった。楽しい時間だったはずなのに、何故か悲しい。
僕がカンパネルラの行動でもうひとつ面白いなと思ったのは、エミの前でダルマ絵を描きはじめた場面だ。僕にはこの場面、妙に唐突に思えたのだ。確かにそこには「結果を見せて絶望させる」という目的があった。でも……本当にそれだけか。結局絵のようにはしなかったし、そこから急激にカンパネルラの行動が、冷めている気がするのだ。
もしかしてカンパネルラは、ここでわかってしまったのではないか。現実の絶望の表情より、絵を描くほうが満足できるということに。現実でどれだけ妖精を甚振っても、世界を、絶望を描くという満足に勝てないことに。
結局カンパネルラがどうなるのかわからない(なにせ最終話を読んでいないのでw)。でもあなたは少なくとも、あたしを殺しはしなかった。
ってのは、確かに素晴しいことだと思った。カンパネルラのヒトとしての理知が勝ったということなのだから。
- oniki:感想ありがとうございます。というかその展開もいいっすね。ナナミがカンパネルラを全身でモニュモニュして。そのあとエミも優しくモニュモニュして……。ああ何だかホンワカしてきた。あと俺にだって肝心の巨大娘の良さは説明できないよ!幼少からのフェチだもの!
- 管理人:ホンワカなスライム娘さんは絶望フェチには確実に天敵と思いまして、というか主に自分に都合の良い展開として妄想したわけですが、ちょ、アリなんですか(笑。っていうかスライムになれば自分も小さくなったり出来ちゃいますかね。おお、ナナミ、スライムになれるといいな! 僕の場合幼少のときはスライムじゃなくて丸呑み融合肉フェチだったよ! あ、そうそう、最終話読んだら見事にバトっててちょっと吹きました(笑
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書いた日: 2010/01/08 00:19 カテゴリ:感想 » oniki