カテゴリ:妄想

読むと死にます。

2015/07/22

口からなんか出す攻撃ってえろいよねを書いた

5月以降暇になるはずだったのですが、一人が鬱病で倒れ、そのフォローで死にそうになってるところに、7月大型案件が立ちあがり、法休だけは死守している昨今です。人足りないのわかっててなぜこの案件受けた。(計画値に売上が足りないからです)

今日はようやくの休みで19時まで爆睡し、蘇えったらなんかえろい妄想が出てきたので出てくるままにTwitterに書いたのがこれ。

まああんまり放置してると忘れられちゃうよねってことでサイトも更新した次第です。ほんと、サイトの巡回もまともに出来てないので、レスポンスないのはただ単に読めてないだけです……とか言いながらスプラトゥーンの動画投稿したりしてますが(新しいことやってストレス解消しないと死ぬため)

そんな状態です。今日呼び出しがなかったってことはとりあえず居なくても新規案件は動くようにはなったということなので、溜まってしまった既存の仕事を消化しつつ、8月には戻せるといいな…ペースを……(人が増えない限り無理だけど)

モン娘のアニメもやってて、それを見れないのむっちゃ悔しいんですけどね。ほんと辞めるしかないな、この会社。


  1. 七氏:被害者が男性だといいんだが···
  2. 七氏:女性になんてことする(させる)んだこの変態め(誉め言葉)
  3. 管理人:男ですか、うーん……おにゃのこが呑まれて変わるのがいいんでねえ
  4. :俺もおにゃのこ同士(ス娘×ヒト)がいいなぁ。ス娘同士でももちろんOK!
  5. 化膿:最近昔のワンピースを見直す機会があり、ハニークイーンが超エロかったんだと再確認しました。トロトロの実勿体無いなあ、レベッカあたり食べてくれたら面白いんだけど(笑)
  6. マダムルージュ教えた人:クイーンズブレイドって深夜アニメでメローナってキャラがいてだな…
  7. 管理人:おにゃのこ同士すてきです。最終的におにゃのこ同士というかスライム娘同士になるのほんとうに素敵だとおもいます!
  8. 管理人:ハニークイーンはえろいですよね。あの娘かがやいてました。再登場ないのかな……
  9. 管理人:メローナは登場当初はアホぽくてどうも駄目だったのですが、リベリオンのおちついたデザイン(かつなんか見えそうで見えないデザイン)は好きです。
  10. マダムルージュ教えた人:やっぱり知ってたかw
  11. nec:ワンピのハニークイーンって小説の方がエロいんですか?アニメも凄いエロイと思います
  12. 管理人:小説もアニメもどちらも良いんじゃないでしょうか

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書いた日: 2015/07/22 23:30 カテゴリ:妄想

2014/07/30

屍肉使いまとめ

昨夜ふと思いついたネタを書いたものです。にくはえろいですよね。


  1. 七氏:こんなシチュで興奮するとは··· この変態め!(誉め言葉)
  2. 管理人:いやえろいじゃんこれ、えろいじゃん!
  3. おせっかい:差し出がましいようですが、そろそろ生存確認の一報が欲しいですスラ様・・・
  4. 管理人:12月だけは少しマシになるかもしれない気配が微妙にするので少しまってくださいしぬ
  5. 七氏:この前も似たようなこと行ってたような···
  6. 七氏:そうか、スライム娘の触手で脳を弄られてるんだな! 今助けるぞ! ウラヤマシイ(ボソッ
  7. 管理人:いじられたいです。

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書いた日: 2014/07/30 22:23 カテゴリ:妄想

2012/09/12

こんな悪の組織は主人公に一生勝てない。

Twitterでいただいたネタが脳内で変な方向に盛りあがっちゃって寝られないので、落ちつくために書くことにします。

「また失敗したのね、サナ」

 一段高いところから響く声に、私は膝を屈め、ひたすらに恐縮した。

「いいわ、失敗したあなたには、もう一度入れてあげないとね」

 かつんと、足音が暗い室内に響く。『あれ』を思い出し、私は体を震わせる。

「ギョウ様、ご勘弁を……そのようなことをされずとも、私は、必ずや次こそは」
「なにを言っているのかしら。私から直接与えることを、名誉と感じなさいな」

 私の顎に、ギョウ様の手が伸びる。ぐいっと、無理矢理顔を上げさせられ、そこにはギョウ様の笑顔があった。

「さあ、受けとりなさい」

 私の口に、ギョウ様の口が押し当てられる。その瞬間、私の口に蟲が雪崩れこんでくる。2,3cm程度の白い紐のようなそれが、ずるずると喉を滑り落ちてゆく。ごくり、ごくりと喉が2回鳴ったところで、口が離される。

「うふふ、前よりも、多めにしておいたわ」

 胃で、大量の蟲が暴れまわる。強酸を避けるため、蟲たちは袋の奥へと身を隠そうと皮を裂く。あまりの激痛に、私は胸を掻き、転げ回る。

「まだまだ、次はここから……」

 転げる足をひょいと掴まえると、ギョウ様は私の、汚いところを、じっと見つめる。

「相変わらず、おいしそうなおしり……ちゅっ」

 途端、中へと蟲が流しこまれる。本来は出すところから、ぐじゅぐじゅと穴を掻き分け入ってくる。それは、どこか不可思議な、ほんの小さな快感を、しかし確実に私に伝えてくる。

「ああああぁっぁあぁあああぁぁぁ!!!」

 猛烈な痛みと、むず痒い快感に翻弄されながら、私は10分ほど転げ回った。

-------

「落ちついたかしら?」
「……はい」

 息も絶え絶えに、私は返事をした。こうしてギョウ様に植えられた蟲は、私の中に潜む。そしていざ戦闘となった際、私の内から表れ、その間に私が体験したことに基くものへと変化し、私の体を覆うのだ。さながら、生体アーマーのごとくだ。

「さあ、では次こそは成功することを祈っているわ。くれぐれも成熟するまでは、見付からないように」
「はい……」

 最早、まっすぐ歩くことすら出来ず、私はふらふらと部屋の出口へと向かった。

「ふふ、今度はなんになるのかしら、楽しみだわ……」

 私の後ろから、ぼそりと、そんな声が聞こえた気がした。


「また、失敗したのね、サナ……」
「申し訳、ございません……」

 もう、このやりとりも何度目になるだろう。見下ろせば、いつものように、サナは小さく縮こまっていた。

「あれだけの蟲を入れてあげたのに、まだ駄目だというのね……」

 びくりと、サナの体が震えるのがわかった。ああ、ほんとうに、かわいらしい娘。私の中の蟲が、ぐじゅると蠢いてしまう。

「も……もうしわけ……」
「顔を上げなさい、サナ」

 そう命じても、サナは顔を上げようとしない。……今日はどれだけ蟲を入れても負けてしまうサナのために作った、とっておきのものをお披露目しようと言うのに。

「見て……」

 そう、もう一度命ずると、ようやくサナは顔を上げた。サナの見ている前でこれを出すことに興奮を覚えながら、私は下腹部に力を入れた。

「ん、ふぅ……っ」

 じゅる、じゅるりと、私の中から、ゆっくりとそれは伸びはじめた。

「は……あはっ……」

 それが私の内から伸びていくたび、蟲を出すのと、同等の快感が私を襲う。びくん、びくんと、もう何度も体を震わせ……1mほど伸びたところで、それは止まった。

「さあ見て、サナのために作ったのよ……」

 腕程度の太さのそれは、しかし鞭のようにしなやかに動く。そしてその先は、注射針のように鋭く尖り、その先の小さな穴からは、もちろん、蟲が出るようになっている。

「口だけじゃ足りないサナのために、ある漫画を読んで参考にしたの」

 ひょいと尻尾を動かし、先を私の肩へと乗せ、そしてゆっくりとサナへと歩いていく。

「この尻尾でね、お口にもたっぷり、お尻からもいっぱい注ぎこんで、それで、血管の中にも送ってあげようと思うの」

 がたがたがたと、サナは震えていた。そのかわいらしさに、思わず尻尾からぴゅるりと私の胸へと蟲が出てしまう。……もったいない。私の蟲は、全てサナに注ぐためにあるのに。

「さあ、楽しみましょう? まずはいつものとおり、口づけから」

 私はサナの顎へと手を延した。


「ん……あっ……はぁっ……」

 サナに寄けた蟲から、映像が流れこんでくる。あれだけの蟲を流しこんだのに、無様に負けようとしているサナの絵が。

「ん、あ、あああああああっ!!」

 また、びゅるりと尻尾から蟲が流れ出てしまう。サナ、サナのための蟲。一匹たりとも無駄にしないため、私は今、浴槽にいた。もう、出した蟲は4cmぐらいになっているだろうか。私の足元で、白い蟲がぐじゅぐじゅと蠢いている。

 そう、サナが帰ってきたら、この浴槽に沈めるのだ。爪の間や、肌や、鼻や、耳、ありとあらゆるところから侵入させるのだ。その上で口にも、お尻にも、そしてあそこにも、この尻尾や、口から

「あ、んぅ、ああああっ!!」

 びじゃびじゃと、今度は尻尾だけでなく、アソコからも出てしまった。はやく、早く負けて帰ってきて、サナ……そうじゃないと、私……


「また、失敗したのね、サナ……」
「申し訳、ございません……」

 また、負けた。負けたのに、何故、私は嬉しいのだろう。

 正直、今度こそは、という自信はあった。幾度とも経験した戦闘から、ようやく蟲の使い方が分かってきた。今回など、蟲が、自らの一部のように動いているような感覚すらあった。私の体が蟲に適応してきたのかとも思えた。なのに、負けたのだ。

「この尻尾から、口にも、おなかにも、血管にまで送りこんで、お風呂にまで入れてあげたのに、まだ足りないのかしら?」

 その言葉に、ぞくりとした。

 そう、適応なのだ。あれほど痛く苦しく、嫌だったが……蟲が侵入してくることが、快感なのだ。蟲が中に居ることが、幸せなのだ。そう、あの蟲が、今では愛おしいのだ。浄化され、蟲が体内にない現状から、一早く抜け出したいのだ。

「それにね、ちゃあんと見ていたのよ。サナの戦い」

 びくりと、寒けがした。

「なんで負けたのかも知っているわ。もう少しだったのに、サナが、拳を止めてしまったことも」
「…………」

 ……なにも、言えなかった。その通りだった。

 戦いは圧倒的だったのだ。でも止めを差す瞬間、頭をよぎってしまったのだ。『もし、このまま、勝ってしまったら。もう、蟲を入れてもらえなくなる……?』……その瞬間、拳を、止めてしまった。そして、もう、戦えなかった。浄化され、「あなたもしかして洗脳、好んで戦っているわけではないの」と気持ち悪い顔で近付いてきた敵の手を振り払い、逃げてきたのだ。

「私の言うことを聞けないの……?」
「そんなことはありません!」

 即答した。心身ともにギョウ様へ捧げる覚悟が変わったわけではない。わけではない、のに。それに続くギョウ様の言葉に、私は身を震わせた。

「ならいっそ、あたまの中に、蟲を入れちゃおうか?」

 一瞬でそれを想像した。あの愛おしい蟲たちが、私の頭へと、ぐじゅぐじゅと入りこんで、そして、中で増えて……

「それが、忠誠の証となるのであれば、喜んで」

 はっきりと、そう答えていた。……しかし、これは嘘だ。忠誠とか、そんなんじゃない。私はただ、蟲を入れて欲しかったのだ、頭に。

 ギョウ様はくすりと笑うと、身につけていた衣をするりと落とし、一糸纏わぬ姿となった。初めて見るギョウ様の肌は毛のひとつも無く、白く、なめらかで、美しい光沢を放っていた。

「ギョウ様……」

 その先は、言葉に出来なかった。ギョウ様はにこりとしながら、私に口づけをした。じゅるりと蟲が、私の口へと入った。

「さあいきましょう」

 ギョウ様と一緒に蟲の浴槽へと入る。途端、私の内へと蟲が潜りこんでくる。私は体をぴくぴくと震わせながら、それを受けいれる……

「吸って」

 ギョウ様の乳首が、私の口へと差しこまれた。初めて口にするそこから出るのは、ミルクではなく、蟲だ。ぴゅるりと可愛らしく飛びだしてくる蟲たちを、私はごくりごくりと飲みこんでゆく。

 ギョウ様の尻尾からは、どぷりどぷりとシャワーのように蟲が溢れていた。そのたび、ギョウ様の体も震えていた。蟲は既に浴槽から溢れんばかりになっていた。

「サナ、いきますよ……」

 その声とともに、尻尾は私の首筋へと深く差しこまれた。そこから、蟲が流れこんでくるのがわかる。それは血流に乗り、頭の中へと潜っていくのがわかる。頭から、ぐじゅぐじゅと音が響いてくる。

「う、あ、あは、は、はは」

 絶えまなく全身に電気が流れていた。耳から、口から、鼻から、目から、胸から、臍から、あそこから、おしりから、おしっこから、蟲たちが侵入してきていた。

「あ、あひ、あひひ、ひぃ」

 ぷつんと、そこで私の記憶は途切れた。


「また、負けてしまったわね、サナ……」
「申し訳、ございません……」

 それでも、私は負けていた。

 敵が、パワーアップしてきたのだ。私は浄化の光という兵器をまともに浴び、愛しい蟲たちを全て失ない、身動きすら取れなかった。そこを、ギョウ様に助けていただいたのだ。

「私にもっと、力があれば……」

 思わず、そう呟いていた。万全で臨んだはずなのに、相手のパワーが圧倒的だった。「私を洗脳から救うため」に特訓とかなにやら言っていた。迷惑だった。

「なら、与えましょう、かわいいサナ」

 ギョウ様は、にこりと笑った。

「私の内で、最強の蟲へと産まれ変わるのです」

 ぐぱぁと、ギョウ様の尻尾の先が、大きく開いた。

「ギョウ様……」

 私は頭から、その尻尾の中へと呑みこまれていった。

 細く暗い肉の管の中。ゆっくりと奥へと導かれているのを、私は感じ取っていた。

 そして体を圧迫するキツさから開放され、そこが終点だとなんとなく理解できた。なにしり、そこは一面が白だった。蟲、蟲、蟲、蟲。視界に映る限り蟲がずるずると絡みあっていた。蟲の奥、どこまで手を伸ばしても、蟲。どこまで足を伸ばしても、蟲。それが私をやわらかく包みこみ、まるで保護しているかのようだった。さながら蟲で出来た、子宮だった。

 と、私の目の前で、蟲の一部が盛り上がる。それはうじゅうじゅと絡みあいながら、ある形を取った。

 ギョウ様。蟲で出来たギョウ様だった。ギョウ様はにっこりと笑うと、私に覆いかぶさるようにキスをした。そう、いつものように、まずは口づけから……


 大きく膨らんだお腹を撫でながら、私は笑みを隠せなかった。

 愛しいサナ。私の中でゆっくりと眠りなさい。そして、より強く、より美しく変わるのです。誰にもあなたを傷付けられないほどに。


  1. かくに:愛だよ!これ間違いなく愛だよ!相思相愛だよ!ここまで愛されて生まれ変わったら負けられない。でも負けたらまたお腹に入れてもらえるのか…。迷うところですね。
  2. 管理人:だいじょうぶです! ギョウ様はむしろサナには負けて欲しいと思ってるので大丈夫です!多分どこか能力に抜けを作っておいて負けるように仕組んであるのです。そしてまたお腹に入れるのを想像してニヤニヤしているのです。だめだこの組織!
  3. srnk:組織は業様の私物だから大丈夫だ、問題ない。
  4. 管理人:目的がなんなのかですけどねー。まあサナをエロい目に合わせるための組織と考えれば大成功ですが。

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書いた日: 2012/09/12 04:53 カテゴリ:妄想

2012/09/10

ちんこもがれたくないので、ちょっとニコ生で話したアレのつづきをば。

ピピピピ ピピピピ ピピピピ……

ガシャ

 闇のなかから無理矢理引き上げようとする無粋な雑音ではあるが、もし私であれば時計を壊すところまではしない。もったいないことをした犯人の手は、私と同じ布団の中から伸びていた。

 布団の中では、文字どおりの肉塊が、やわらかく、暖かく、そしてにちゃりにちゃりと私を包み、舐め、蠢いていた。その上、起き上がろうとする私の体をずっしりと重く包みこんでいた。

「ちょっと、離しなさいよ……」

 その肉へと抗議の声を上げると、その肉の一部がにゅるりと盛り上り、私の前に顔が現われた。

「いいじゃないですか、おねえさま。今日はもうこのまま寝ちゃいましょうよぅ」

 にちゃ、にちゃりと私の乳首を舐め上げながら、彼女はそう告げる。

「……いやいやいや、学校行かないと」
「いいじゃないですかぁ。私たち、別に学ぶ必要もありませんし、たまにはちょっとぐらいサボったって……私、今日、ずっと先輩のこと、こうやって、包んであげたい気分なんですよぅ 先輩から出る汗も、ミルクも、それにおしっこやうんこも、ぜぇんぶ私が舐めて食べてあげますからぁ先輩は今日はなにひとつしなくていいんですぅ 私の中で一日中あったかぁい思いをして」
「いいから離しなさい」

 そう一喝して、ようやく彼女は私から身を離してくれた。布団から出て、不定形の肉塊からヒトの体へと戻りつつある彼女。そう、彼女を私の眷属に変えてから、半年ほどだろうか。まさか彼女がここまで適応するとは思わなかった。身も、そして心も、だ。それが幸せなのか、不幸だったのか、未だわからない。少なくとも彼女は幸せそうではあるが、しかしそれは……いや、もういいか。

 私はまず食卓へと赴いた。私にとって食事というのはただの嗜好ではあるが、ヒトとして社会に紛れている以上、そういったことは粛々とこなすようにしている。学校に行く、というのもその内の一つだ。

 テーブルの上には出来上がった食事が並んでいる。いつものことだが、彼女の仕業だ。そしていつも思うのだが彼女はいつのまに用意しているのだろうか。謎のひとつである。

「今日は、冷しゃぶのサラダに、ベーコンエッグ、それにトーストにしてみましたぁ」

 一見普通のメニュー。だが、私は気付いていた。彼女は毎回どこかしらに『肉』を使っている。今回はベーコンと、冷しゃぶ。そう、このどちらも豚肉のはずだ。そのはずなのに、なぜ彼女は私がそれを口に運ぶのを、とても嬉しそうに見ているのだろうか。そしてぼそりと「先輩が私を口に……」と聞こえるのは気のせいだろうか……

 そんな熱い眼差しを浴びながら、私の食事は終わる。気がつけば、もうすぐ家を出る時間だ。あっという間? 目覚ましをギリギリにセットするのは、どこの家庭でも同じと信じたいところだ。

 家で行う最後の仕事として、私はお風呂場へと赴く。まずは下着から着なければ、だ。と、そのときだった。

「せんぱぁい いいこと思いついたんですぅ」

 言うが早いか、肉塊と化した彼女が、べしゃりと私へ襲いかかってきた。ぐじゅぐじゅと蠢き、私の肌を肉が撫で、包みこんでいく。と、その上で表面は、学校の制服へと変わっていくではないか。

「ほらぁ これで私は先輩のこと包んであげれますしぃ 先輩は学校に行けますぅ」

 外から見れば完璧に制服、しかしその内側では彼女が私の汗を舐めとろうと蠢き、尿を飲みほそうと吸いつき、糞を食べようとノックし、そして愛液を吸おうと擦れていた。

 これは、いいかもしれない。

 私は心地良い中で、玄関を開けた。ご褒美の青い粘液を、彼女へとプレゼントしながら。

 そう、確かに彼女はどうなのかわからない。でも、私は幸せだからいいかもしれない。


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書いた日: 2012/09/10 01:53 カテゴリ:妄想

2012/07/07

ジャーマネンさんVSマーキュリー(4)

セラムン新作発表記念。これのつづき。

 ジャーマネンは亜美と向きあい、くすりと笑うと、その口から舌を伸ばしはじめた。紫の舌は、ゆっくりと、しかし確実に亜美の唇を目指していた。20cm, 30cm、人ではありえない長さを持つ舌はべとべとの粘液で艶を放ち、さらにそれ自体が粘液を分泌しているのか、幾筋もの雫がぼたぼたと糸を引きながら滴り落ちていた。

 亜美は顔を歪め、身を捩り、可能な限りその舌から逃れようとした。だが手足が固定された状態では、限界があった。なおかつ、そんな抵抗を楽しむかのように、ジャーマネンは笑顔でゆっくりと舌を進めてくるのだ。

「殺す……ッ!! 絶対に殺してやるッ!!」

 だがしかし、舌は止まらなかった。紫のそれは、まず亜美の唇をべちゃり、べちゃりと舐め回した。無論、亜美は口をしっかりと閉じ抵抗した。顎の筋肉が攣りそうだった。その固くなった筋を溶かしほぐすかのように舌が顎を撫でたが、だがそれでも緩める気はなかった。目を見開き、ジャーマネンを睨んでいた。

 舌は突破口を見出そうと暫く顎と唇を舐め回したが、力も目の光も緩むことはなかった。が、しかし、舌は思わぬ突破口を見出した。閉じることが不可能な、すぐ近くにある二つの穴、鼻腔である。本来であればヒトの舌など入ろうはずもないそこだが、変幻自在の紫の舌はまたたく間に二股へ変化し、ぐじゅりと音を立て、いとも簡単に侵入した。

「う……ぐ……」

 蹂躙されながら、亜美の脳裏は嫌悪と殺意で埋めつくされていった。まずは今日勉強した参考書が、覚えた単語が、方程式が黒く塗り潰された。さらには今日の予定が、そして出来事が殺意に上書きされた。昨日も、一昨日の思い出も吹き飛んだ。明日の予定が消しゴムで消され、「目の前の敵を殺すこと」と記載された。

 そうして漏れ出る悪意は、ジャーマネンをさらに回復させる。そして、目の前の少女が、自らの意思で、自らを闇で塗り潰したその瞬間こそ、チャンスなのだ。闇を行使したその瞬間に、こう言えばいい。「きもちいいでしょう?」ただそれだけで、目の前の理知的な少女は、自らの力の意味を知るはずなのだ。

 ……そのはずだったのだ。

 だが、いよいよ臨界点を越えようとしたそのとき、亜美の中に、燐とした声が響いた。

 『だめ…………ッ!』

 その瞬間、彼女から漏れ出たのは、闇ではなく、光だった。ジャーマネンの赤い触手が、紫の舌がそれを浴び、白い光の中へと消え去った。本体は弾き飛ばされ、べしゃりと床に崩れ落ちた。

 すぐさま、自らの体を再構成する。頭を作り上げ、そして、その光の元を見た。

 白く輝く中で、少女の体へ、青い水のようなリボンが巻きついていった。ぴしゃんと音がすると、それは青を基調としたセーラー服へ変じる。

「私は、セーラーマーキュリー」

 光の中に浮いている、水と氷を操る、水と知性の戦士。彼女は、すうと、指をジャーマネンに向けた。

「闇の中でしか生きられない哀れな子よ。闇が消え光で満ち、汚れたあなたが消えてしまうその前に、せめて私が知性と光を伝え、その素晴しさを教えてあげましょう」

 その氷のような瞳を向けられた赤い体は、小刻みに震えていた。


 『だめ』という声を聞いた瞬間、亜美の意識は世界を飛び、視界は白で埋めつくされていた。自らを拘束していた触手はなくなり、目の前にいたはずの赤いドロイドの変わりに、白く目映い光を放つ少女が、幻のように立っていた。

「あなた、は……」
「私はセーラーマーキュリー。あなたの、前世」

 それは確かに変身した自らの姿に近かった。しかし肩には透明なパーツがあり、背のリボンも長い。他にも微妙な違いはあったが、何より違っていたのは、その目の前の彼女は、氷のような瞳で、亜美を、見下ろしていたことだった。

「……なに、あなた。私の、前世ですって?」

 自然と亜美の口調は強くなっていた。だが、セーラーマーキュリーはそれをまるで意に解さなかった。

「交代よ。あなたには任せておけない」

 部屋の隅に落ちている埃を見るような目で、彼女はそう告げた。

「……なに、交代って」
「頭、悪いのね、やっぱり。そのままの意味よ。今から私があなたの体を使うと言っているの」

 亜美はぎりりと奥歯を噛みしめていた。自らの内に生まれた赤いドロイドへの殺意を、遠慮なく目の前のそれに向ける。

「意味が、わからないわ。あなたの出る幕なんてない。私はあのドロイドを殺したいのよ!」
「……それが敵に力を与えてるの。愚かね。一度は私が力を貸して冷静にしてあげたのに」

 ふぅと息を吐きながら、彼女は告げた。

「まあ、あなたがなんと言おうと交代よ。あなたの体は、とうの昔に私のものなのだから」
「……え?」
「気付いていないなんて救いようもないわね。銀水晶の力で転生をしたとき、既に滅びていた人間の体から、銀水晶の力で型付くられた光の体に移されたのよ」
「……なんですって……」
「それなのにこんな闇の感情を吐き散らされては、体がもたないわ。プリンセスから与えられる光が無ければ、あなたは生きられないのに」

 亜美は、理解した。自らが既に人間ではない、そう、彼女は言っているのだ。変身ペンを置けば、いつでも辞めることが出来る、そう思っていたのに。自分は、もう。怒りの感情を持つことすら許されず。そしてあのプリンセスと共に生きるしかないのだ。身が、凍える。私は、私は……

「もう駄目ね、あなたは。またそうやって闇に取りこまれるのだもの」

 だって、私は、人だから。そう口に出すことすら出来なかった。ただ、身が、心が、冷たかった。膝を降り、体を震わせる彼女へ、セーラーマーキュリーは最後の言葉を告げた。

「光に憧れながらも、容易く闇に取りこまれる人間よ。いままで置いてもらっていたことに感謝なさい」

 その瞬間、亜美は光の中を落ちていった。どこまでも、どこまでも……


……どうして、こうなった……。次どうしよまじで。


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書いた日: 2012/07/07 23:14 カテゴリ:妄想

2012/04/04

肉屋のバイト募集だと思ったら肉壁でのバイト募集だった。

驚いた。てっきり肉屋だと思っていたのに。

そう、今日が初出勤だった。ここが担当だという部屋に通されると、目の前は一面の肉壁だったのだ。あまりのことに声も出せなかった。監督から「肉壁を見るのは初めてですか」なんて聞かれたが、初めてに決まっている。そうそうあってたまるかこんなもの。

まあとにかく、仕事の内容は簡単だった。目の前の肉壁から、白い粒をつまみ取って、容器に入れる。担当の場所から全て取り除くことが出来れば終わり。掃除みたいなものだ。

……が。その白い粒ってのは米粒ぐらいの大きさしかないわ、しかも正面からは見えないような、奥の奥にもあるわ。肉をかきわけ、目を皿のようにして探さないといけない。正直なところ、疲れる。

ただ、帰りぎわ、監督が「初日でこれだけ出来るひとはなかなかいないですね」と言ってくれたのは、少し嬉しかった。立ちっぱなしなのもつらいけど、給料もいいし、わりと自分、向いているのかも、とか思っちゃったりして。


3日目

バイトの時間はあっという間に過ぎてしまう。集中しているからだろうか。そういえば昔っから、掃除をやり始めるととことんまでやらないと気が済まなくなっていたな。大物の家具まで一人でどかして、その下の埃をとったり。いつもはこんなズボラで汚い部屋なのに。


5日目

最初こそは隅から隅まで見なければならず、あまりに大変だったが、少しずつコツがわかってきた。例えばはじっこのほう。そこはどうも多く溜まりやすいらしく、前日に取ったのに次の日にはまたあったりする。また、説明しずらいのだが、少し違和感があるような場所にもよくある。他のよりも小さいヒダが2つ続けてあるような場所とか。大・小・大・小・大・大・小と並んでいるところの大と大の間とか。ちょっとリズムが変わるあたりによくひっついているのだ。

そういえば初日に監督が言っていた。この白い粒を放っておくと、肉壁のその部分がダメになってしまうのだと。病気の元なんだと。なるほど、人間でも生活のリズムが崩れると病気になったりするものな。あんな大きいからよくわからなかったが、あの肉壁も生物なんだな。


7日目

昇給だ、こんなに早く。

監督が笑顔で、たったの7日でここまで腕を上げた新人は、ほとんどいない。優秀だと褒めちぎられた。嬉しい。

ただそのかわり、今迄とは別の部屋になるそうだ。しかも前任者の2人とチームを組んでくれと、そういう話だった。

チームを組むというのに不安を覚えた。ただ監督が、結局やることは変わらない、個人プレイの仕事だ、それに給料も上げることが出来るというので、だったらと承諾した。

明日がどうなるか。前任はどういう人なのか。不安だ。


8日目

不安に思うことなどなかった。監督に紹介され、簡単な挨拶を交わしただけで、その場は終わりだった。チームとは言うが、二人とも声も出さず、黙々と作業をし始めたので、自分もその二人の中間あたりに立って仕事を始めた。

それよりも驚いたのは、新しい場所だった。肉壁の層がぶ厚く、やわらかく、ヒダが深い。手を突き出せば、どこまでも沈んでいった。

そんなところへ、二人とも手をおもいきりつっこんで、白い粒を取っている。これは、とんでもない現場だ。給料が上がるのもわかる。

ただ、自分も期待されてここに来たんだ。なんとか、なんとか頑張らねば。


10日目

なんとなく、二人の実力がわかってきた。

まずBだが、こいつはちゃらい。こいつのやった後は、まだ恐ろしく汚い。いくらでも白い粒を見つけることが出来る。

だがしかし、もうひとりのA。こいつはヤバい。俺がパーフェクトだと思っていた部分から、ひょいと、Aは粒を摘み取っていったのだ。

あれを見た瞬間、悔しさに打ちのめされた。しかも取ったあともこちらを一瞥もすることもなく、そのまま黙々と作業を続けやがる。ひょいひょいひょいと、また一つ、また一つ。まるで「その程度あたりまえ」と言わんばかりに。

いや、恐らくまだ自分がこの現場に慣れていないだけだ。傾向をつかみ切れていないのだ。慣れればこんなことはなくなるはずだ。自分は優秀なのだから。


15日目

相変わらず、自分がやった後からもAはつまみ取ってゆく。

傾向はだいたい掴めた。あの現場と同じように、正常なリズムというものが見えてきた。例えば、大・小・大・小・大ときて、次が小だった場合。前の現場であれば正しいリズムだったが、ここの場合は要注意なのだ。そうやって、修正がだんだんと出来てきた。

確かに最初の頃と比べれば、減った。しかし、それでもまだまだAはつみ取っていくのだ。つまみ取られる、その事実は自分が彼に劣っているという証明に他ならないのだ。

どうしてだ、なにが違うのか。なにを見落としているんだ。


20日目

なにが彼より劣っているのか、そのヒントすら掴めないまま、ただ肉壁とにらめっこを続けた。

彼は表情を出さない。だが笑っている。彼が家に帰ったあと、確実に俺のことを笑っているのだ。今日もあいつにしてやったと。

それがたまらなく悔しい。いまも絶対に笑っている。くそ、くそ、くそっ!

負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない


23日目

監督から、今日は休めと言われた。ので今日は休みだ。

それで、ふっとこの日記を読み返してみた。そうしたら、書いてあったのだ。この状況を変えることが。

それは最初の気持ちだった。そして、あの肉壁は生物だということだった。

そうだ、生きているんだ。

競争にこだわりすぎていた。肉壁のことを忘れていた。生物であれば、リズムがある。昨日のことが、今日に影響し、そして明日に影響するんだ。

その場のリズムだけではない、時間も加味する必要があったんだ。

わかってみれば、それだけのことかもしれない。でも、明日からそれを念頭に置いて観察してみよう。


35日目

ついに、ついにやった。あいつのやった後から、1つ、見つけることが出来た。

一昨日あたりから、あいつが自分の後でなにも見つけることが出来ていないことに、僕は気付いていた。それはつまり、同等に立ちつつあるということだった。

そして今日、ついに1つ見つけたのだ。はっと気付き、手を伸ばしたその先に、確かな手応えがあったときには、大声を上げそうになった。

しかしそれは内に留めねばならなかった。あくまでクールに、声も表情も出さず、それを容器に入れねばならなかった。あいつを越えるために、だ。あいつのやったように、静かに踏み躙るのだ。

でも、しかし、もしかしたら手は震えていたかもしれない。いつもより、ゆっくりと入れてしまっていたかもしれない。……正直なところ仕方無いかもしれない。

だが、だいじょうぶだ。まだイケる自信が自分にはある。これは偶然の1個ではないと証明するためにも、もっと、もっと肉壁を学ばなければ。


40日目

今や、何故あいつのことをここまで悔しがっていたのだろうと疑問にすら思える。あいつのやったあとなんて、今の自分から見れば穴だらけだ。

そういえば最近、肉壁の表情がわかってきたような気がする。自分以外では到底見つけられないようなところのを取ってあげると、肉がやわらかくふるりと震えるのだ。きっと喜んでいるのだろうと思う。


42日目

今日、Aが出勤してこなかった。

正直なところ、まあ、別にいい。いてもいなくても、そう変わらない。ただ、Aはもしかして、負けたことが悔しかったのだろうか。傷つけてしまったのだろうか。

まあ、ぶっちゃけ、どうでもいい。今日も肉壁を喜ばせなければ。


45日目

Aは、あれからずっと出勤してきていない。多分、辞めたのだろう。

正直、Bが邪魔に思えてきた。彼は最初から仕事が出来ていなかったし、むしろ最近は目に見えてサボっている。いまやぶっちゃけ居なかろうが、作業量はほとんど変わらないのだ。

そういうわけで、今日、意を決し監督に伝えた。彼を自分の部屋の担当から外してくれ。一人で十分、いやむしろ彼が集中を妨げる分、マイナスになると。

監督は「考慮する」と言った。考慮する問題ではないと思うのだが。


47日目

ついにBが、担当から外れることになった。昨日も監督に訴えたのが効いたらしい。これでいよいよ、明日からはあの部屋に肉壁と自分だけだ。

ああ、よく考えると、この家に帰ってきてやることと言えば、この日記をつけて寝るぐらいだ。なんだろう、その時間、もったいないような気がしてきた。

肉壁の部屋で寝てしまえばいいのではないだろうか。あの奥のほうに入ってしまえば、きっと誰にもわからない。監督だってほとんど現場には来ないのだから。

そうだ、肉壁の中で寝る。それがいいじゃないか。何故いままでそれに気付かなかったのだろう。

そうすべきだ。そうしよう。


  1. かくに:これは…続きますか?続けてくれますか?ええ、お願いします。すんなり馴染んでバイト始めたから笑っちゃいました。褒められるとつい頑張ってしまう彼が眩しいです。
  2. 管理人:余談:Aは41日目の夜にひとりで残業をした。「彼」のやった後からどうしても1つ見つけたかったという理由から。 余談2:Bが無能だということは成果の量を見ればすぐにわかる。それでもBがそこにいた理由とは? そしてBを外した理由とは? ……というわけなので、続きはみなさまの心の中でおたのしみください!
  3. 管理人:かくにさん > 実際こんな状況に放りこまれたら、わりとバイトそのままやっちゃう気がするのです。彼は純粋な人でしたのです……
  4. srnk:Aは「奥に行ってしまった」から出勤してこないのですね。一人で残業なんかするからや…。
  5. 管理人:まあ実際には出勤していたということですね!泊り込みで。実際どうだかはAしか知りませんが。

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書いた日: 2012/04/04 22:12 カテゴリ:妄想

2012/01/04

つづいた。

内側から与えられる快楽を堪えながら、彼女はようやく自宅まで辿りついた。
自宅にはいつものように、誰もいない。まれに悲しくなることもあるが、今の彼女にとっては好都合だ。
息を荒げながら、浴室へと急ぐ。脱衣所で必死に服を脱ぎ捨て、湯も水も入っていない浴槽へ体を滑りこませる。
「……んっ……くっ、はぁっ……!」
彼女の腹に巨大な女陰が姿を表す。そこからずるりと産み出されたのは『彼女』だった。

浴槽で、彼女と『彼女』は向かいあう。
「うふふ、蕩けるほどに心地良かったわ、あなたの中」
「……あ、ありがとうございます……おねえさま……」
顔が赤く染まっているのは、『彼女』を産み出した快感、それだけが理由ではないだろう。

ぬるぬるとした青い粘液に濡れた『彼女』の体が、彼女へと絡み付いていた。
そう、二人の距離は、息が触れるほどに近い。二人入るには浴槽は窮屈だからだ。
彼女の顔はますます赤く染まってゆく。頭が熱くなり、何を言えばいいのかわからなくなる。

「あ、あの……」
「なあに?」
それでも、なんとかふり絞って彼女は言ってみた。
「も、もし良ければ……こ、今度は私が……おねえさまの中に……い、入れてくれまにぇんか!」

噛んだ。

ぼんっとした音が聞こえてきた。彼女の顔はワインのように真っ赤だった。
『彼女』はくすりと微笑むと、彼女の頭を撫でながら「いいわよ」と頷いた。

「……んんっ……」
『彼女』の腹から、ぐじゅぐじゅと淫靡な音が響き出す。
すぐさま、じゅわぁと青い粘液を溢れさせながら、『彼女』の腹に神聖で、卑猥で、肉欲を受け入れる門が開く。
「さ、どうぞ」
『彼女』はにこやかに、彼女へ入るよう促した。
「これがおねえさまの……」
彼女は震えていた。はっはっと息を荒げ、目を麗せた。
「で、では……」
ごくりと唾を飲むと、彼女はその中へと指を入れる。
「……っ!」
『彼女』が僅かに震える。その瞬間彼女は反射的に手を引いた。
「……いいのよ、いらっしゃい……」
『彼女』の母親のような笑みに、彼女は意を決っして一気に身を滑りこませた。 「んっ……ああっ……!」
ずむっずむっ、ずむっ……
『彼女』は貪欲に彼女を飲みこんでいった。

彼女の身がその中へと消えるまで、そんなに時間はかからなかった。
浴槽には、『彼女』ひとり……
「……じゃあ、私も」
暫く考えた後、『彼女』は、自らの腹に開いた秘裂に、自らの手を潜りこませる。
「……んっ」
そのまま、頭を、そして首を、肩を自らの内へと飲みこませてゆく……!
当然ながら、人では不可能なことだ。だが『彼女』にとっては不可能ではなかった。
びくびくと体を震わせながら、いやその体をも彼女の中へと入ってゆく。
暫く後には、浴槽にはだれもいなくなっていた。


「ここが、おねえさまの中……」
彼女は、肉の中にいた。
どくん、どくんとした鼓動で、部屋が脈動し、彼女の体を揺らしている。
さっきまでの浴槽と同じぐらいの、小さな肉の部屋だ。
いや、そこを構成するものは、肉というには異質だった。
押しても、手応えがない。やわらかい泥のようにずぶずぶと腕を飲みこんでゆく。
そこから腕を引き出すと、肌はたっぷりの青い粘液で濡れている。
そう、肉の泥だ。何故ならその肉は、彼女の手で掬い取れてしまうのだ。
「おねえさまの、肉……」
ぷるぷると手の上で震えるそれを見ながら、彼女は顔を赤くしてゆく。
「おねえさまの肉で……私……」

「気にいってくれたかしら、私の中」
「……え?」
彼女の驚きはもっともだった。
聞こえてきたのは『彼女』の声で、そして今、自分が入ってきた入口のほうから現われたのは、まぎれもなく『彼女』だからだ。
「え? え? おねえさま……? だってここは……」
「そうよ。自分の中に自分を入れたの」
こともなげに『彼女』は答えるが、彼女には理解できない。
「……ほら、ちょっと押してみて、そこの壁」
『彼女』に言われるまま、彼女はそこの肉をぐいと押してみる。
「……んっ!」
びくんと『彼女』の体が震える。と同時にこの肉の部屋も震え、そして、『彼女』の腹もぼっこりと内側から膨らんだ。
「……ほら、ね。あなたはちゃんと私の中にいるのよ」
……信じられないが、目の前で起きている以上、そういうものなのだろうと、彼女はそう考えることにした。

「うふふ、さて、私の中にあなたはいるわけだけど」
『彼女』がいたずらに笑う。 「今、なにをしようとしていたのかしら? 私の肉を眺めて……」
「……え、え? そ、それ、は……」
「『おねえさまの肉を私に塗りつけたりしたら、どうなるんだろう』って思ってたでしょう?」
「……は、はい……」
「また顔を赤くしちゃって、かわいいわ……。 なら、私が塗りつけてあげる。私の肉を、ね」
「……え、え?」
「じっくりと教えてあげる、私たちの楽しみかたを……」

彼女と『彼女』の饗宴は、まだまだ続く……

……オチてませんが、これで終わりです……。あとは皆様の想像におまかせします。

っていうか、遅刻するっ!


  1. R.K:明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。
  2. かくに:続きキター!!!ヌルヌルぐちゃぐちゃだー!!!自分に入れたり出したり最高や!!!!
  3. 管理人:今年もよろしくお願いします。変はとても素敵でした。 > R.Kさん 気付いたら続いてしまいました。自分に入れたり出したりはしっぽ付きキョウコさんのがやりやすいよなーとか書いたあとで思いました。 > かくにさん
  4. SIN:続きキテター!  いいなぁ・・・こんなお姉さま欲しいなぁ・・・。  そのためには女体化しないとなぁ・・・。    続き、全裸待機してます!
  5. 管理人:いや、もうすいません、僕はネタを出しつくしました。後は誰か引き継げばいいと思うよ……設定もぜんぜん考えてないし。
  6. :物理法則無視するの大好きです
  7. 管理人:だいすきですとも!つい物理法則無視しちゃうんだ!

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書いた日: 2012/01/04 08:20 カテゴリ:妄想

2012/01/02

明けましておめでとうございます。

夕日が差しこむ、オレンジ色の教室の中。
神聖な教育の場であるそこで、乱らな行為に励む女学生が二人いた。

ひとりは椅子に座り、熱い息を吐いていた。
もうひとりはそのスカートの中へと頭を入れ、奥の熱い秘裂を、丁寧に丁寧に舐めとっていた。
そのスカートの盛り上がりが動くたび、彼女の息はより高いものとなっていた。

「そろそろいいかしら」

ふいに、スカートから顔を出した『彼女』は、青い目を輝かせながら、すぅと立ちあがる。
そしてそのまま、服を脱ぎ捨ててゆく。
『彼女』が腰に手を掛け、白い最後の一枚を降ろすと、布と秘裂の間に粘液の橋が伸びた。
その粘液は、南国の海のように美しい、透き通った青色をしていた。

「舐めて」
「……はい……」
ぼんやりと座っていた彼女は、目の前の秘裂に向かって、ゆっくりと舌を伸ばした。
そこから溢れる青い粘液は、本来は猛毒である。
あまりの甘さが理性を壊し、ほんの一滴で体を溶かし、依存性が魂を腐らせる。
彼女も「甘い」とは思った。しかし、ただそれだけだ。
『彼女』により、飲み物に、食べ物に密かに混ぜられ、ゆっくりと時間をかけて慣らされた結果である。
「……大丈夫のようね」
『彼女』の青い瞳の輝きが、僅かにやさしく変化していた。

「なら、もっと奥まで」
そういうと、彼女の頭を、自らの股間へと押しつけた。
ぐじゅ、ぐじゅりと青い液体が垂れ、床へと落ちてゆく。
それでも舌を伸ばし、懸命に奥を舐めとろうと伸ばしている。
「……はっ……はっ……」
二人だけの教室に、熱い息が響く。

と、ふいに。
立っていた『彼女』の腹が、内側から蠢く。

もこ、もこり

まただ。
もこもこと蠢くたび、『彼女』の笑みが濃くなってゆく。
そして。

「さあ、飲みこんで」

びゅくんと、それは『彼女』の秘裂から産み出された。
青い色をした、3cmぐらいの大きな、蛙の卵。
卵子だった。それがひとつ、秘裂から、そしてそこへ口づけていた彼女の口内へと潜りこんだ。
彼女は、なんの迷いもなくそれを飲みこんだ。

そして。

びくん!
彼女の体が椅子から跳ねた。
びくん!びくん!
さらに2回、そのたびに椅子ががたりと揺れる。
『彼女』は微笑みながら、それを見つめていた。


日はとうに沈み、教室は闇に落ちていた。
その中で『彼女』は、明かりを灯そうともせず、全裸のまま腕組みをして座っていた。
暗い闇の中、青い瞳だけが輝いていた。
それが見つめるのは、つい先程までびくりびくりと震えていた彼女だ。
ようやくそれも落ちつき、今は床の上ですぅすぅと眠っている。

「……そろそろね」

丁度、『彼女』がそう呟いたときだった。
床で眠っていた彼女の瞳が、ゆっくりと開かれる。
その色は『彼女』と同じ、青だった。

「気分はどう?」
「とても、素敵です。体も軽くて、気持ちも軽くて、なんでも出来ちゃいそうで」
「それは良かったわ」
『彼女』は微笑んだ。

「じゃあ、開けて見せて?」
彼女は頷くと、自らの制服のボタンを外してゆく。
そして『彼女』の目の前で、自らの腹を見せる。
小さく可愛らしいへそが、その中心にあった。

が。
「……ん、んんっ……」
彼女が息みはじめると、そのへそを中心に、腹が縦に割けていく。
青い液体を滴らせながら開いていくクレバス。
それは巨大な女陰のように見えた。

「開け……ました……」
「おめでとう。綺麗だわ」
『彼女』は微笑むと、そこへ手を入れてゆく。
「は、はぅっ!」
彼女が叫ぶのも構わずに、『彼女』は奥へ、奥へと腕を伸ばす。
いや、腕どころではない。肩も、頭も、胴体も彼女の中へと潜りこんでゆく……!
いかな仕組みか、彼女の体は膨らむこともなく、『彼女』を受け入れてゆくのだ。

「はぁ……はぁ……」
『彼女』を全て飲みこむと、腹の秘裂はすうと閉じてゆき、元のようにかわいいへそだけになった。
そうして暗闇の教室に残ったのは、彼女ひとり。
いや、時折、彼女の腹がもぞりと中から蠢いている。
そのたび、艶めいた声が教室へと響いた。


  1. かくに:あけましておめでとうございます!そして新年早々から凄いのキター!!!!たまりませんね体の中に入り込む話は。ああもぅ一話で終わらないでくれー!
  2. SIN:あけおめです!    いやぁ、素晴らしいSS!   胎内回帰と言うか、こういうシチュは大好きです!  かくにさんと同じく、続きが気になってしまいます!
  3. 管理人:ありがとうございます。胎内いいですよね。入れて欲しいですよね。 しかしなんにも考えずに書いてしまったものなので、続きとか言われても困ってしまったり……自由に続き書いていいのよ

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書いた日: 2012/01/02 20:56 カテゴリ:妄想

2011/10/08

こんな夢を見た。

気がつけば、僕は全裸の女性だった。完璧なプロポーションを持った、黒い長髪の女性だった。

回りを見ると、そこは「魔界」だった。濃い灰色の空が覆い、黒い霧が漂い、先が細く尖り折れ曲った枯れ木がそこかしこに生えていた。

私には確信があった。人にはない、自らだけが持つ「力」があると。体の内から湧き上がるなにかが、私にそう伝えてきた。

私はそれを試してみることにした。手近な木に歩いてゆくと、手のひらを当て、自らが持つ「力」を行使する。途端、木から触手が伸び、ぱきぱきと、私の肌を包んでいった。ほんの数秒で、そこにあったはずの木は消え、私は枯れ木で形作られた「服」を着用していた。

私は「力」を理解した。この身に触れるもの全てを「衣服」へと変え着用できる能力。衣服となった木は、私の意思のとおりに動いた。ぱきぱきと枝を伸ばしたり、私を内に入れたまま、元のままの木に戻ることすら出来た。とりあえず力の具合に満足した私は、木を脱ぎ捨てた。この枯れ木は使い勝手が悪いが、木の中から外を窺い、獲物へ飛びかかるのには都合が良さそうだと私は思った。

……獲物?

そのとき、私は体の奥から熱いものが湧きあがるのを感じた。『欲しい』と体が叫んだ。『欲しい』『ここに熱いものが』『この中に白いものを』『注いで欲しい』体が熱く滾り、その場から動けない。耐えきれず、自らの指を秘裂へと差しこみ、奥をまさぐった。しかし、足りない。欲しい。欲しい。欲しい!

そのとき、私の視線が、『僕』を捉えた。

『僕』は一部始終を見ていた。彼女が、どういう存在で、そういう能力を持ち、そして今自分へ何を期待しているのかを、全て知っていた。彼女が、こちらに歩いてくる。赤い瞳を爛々と輝かせ、全裸の彼女が歩いてくる。

当然ながら、股間のものは隆起している。……と、霧が彼女を包みこむ。その瞬間、彼女はその霧を纏っていた。素肌がもやりとしたもので覆われている。それでなにをするつもりなのか、なにをしてくれるのか。あまりの期待に、耐えきれず僕は自らモノを擦りはじめる。息を荒げ、擦る。快感が走るが、しかし出る気配がない。

は、は、ははっ、はっ……もうすぐ、もうすぐ僕は……彼女と……


  1. 管理人:まあここで目が覚めたわけですけどね。
  2. かくに:夢だなんて勿体なさ過ぎる!続き…お願いできますか…?
  3. 管理人:うーすいません、続きはないです。自分は思い浮ばない。だれか書いて。
  4. srnk:日記の内容とは関係ないんですが saiでスライム描きやすすぎたので報告に。サンプル画像は今制作中。
  5. 管理人:ありがとうございます。saiでぐりぐりぐりぐり

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書いた日: 2011/10/08 16:53 カテゴリ:妄想

2011/04/18

そういえば04/17は火野レイの誕生日だった。

そういうわけで、めでたくジャーマネン化した亜美ちゃんに、祝いにいってもらいました。※例のSSの完結(?)後を想定しています。完結させてないのに、ひどいね。

 誕生日おめでとう、レイちゃん。ねえ、私、心から祝ってるんだよ。なのに、なんで私のプレゼントを拒否するの? そんなに私のこと、嫌い?

 ねえ、そんな目で見るのは、やっぱり、私がドロイドになっちゃったから? 赤い粘液を操り、触手でレイちゃんを拘束するような、得体の知れない人外だから嫌なの?

 こんなどろどろの触手で無理矢理縛っておいてよく言うって? うん、そうだね。私だて、こんなの本当はしたくなかった。この触手だって私の体の一部だから、私からすれば触ってるだけなんだけど、レイちゃんからすればとってもきもちわるい。触るだけで嫌な目で見られるって少し悲しいけど、わかってる。だってわたしだってそうだったもの。

 なら何故って? だって、知ってたもの。レイちゃんは私のことずっと狙ってるって。私がドロイドに変わったことにもすぐに気付いたのに、誰にも、なにも言わなかった。今日も私ひとりで訪ねてきたら、こんな離れに通されて。まるで私を殺そうと思ってるみたい。

 こんな夜中に訪ねてこられたら、誰だってそうする? あ、確かにそうかもしれないわね。ごめんなさい。でもそれだけじゃないわ。レイちゃん、お風呂で『汚れ役になるのは私ひとりでいい』って呟いてたよね。それも、何度も。……なんで、知ってるのって? 水のセーラー戦士だもの。水のあるところなら、わかるわ。

 ドロイドがセーラー戦士を名乗るなって? そうね、確かに私は、もうセーラー戦士じゃないわ。私はより多くのひとを助けるため、セーラー戦士の力を捨てて、この体になった。体は変わったけど、心はそのまま。ちびうさちゃんも、うさぎちゃんも、カラベラス様も助けたいの。

 あなたが敵と呼び殺してきたニパスも、アツゲッショも、ダンブルさんも、時を戻せるなら助けたい。でも、それはもう無理。ああだからといって、殺したレイちゃんを恨んでるわけじゃないのよ。私はジャーマネンでもあり、亜美でもある。だから仕方無かったんだって理解しているわ。レイちゃんを恨んだりはしてないし、むしろ私は私の力で、レイちゃんを助けたいの。

 騙されてるとか、そんなこと言うの? 酷い。私、簡単に騙されちゃうように思われてたんだ。ちゃんと自分の頭で考えて、出した答なのに。

 ねえ聞いて。前世なんかに縛られ、狭い世界しか見ていないレイちゃんを、もっと広い世界に導いてあげたい。それが私の願い。そのためには、私が研究して作りあげた、私の卵を飲むだけでいい。たったそれだけで、戦う力は消えてなくなるのよ。霊感少女なんて言われて疎んじられなくなるの。そうして、うさぎちゃん以外とも普通にしゃべれるようになる。レイちゃんは、普通の少女になるの。

 ううん、私みたいにドロイド化なんてしないわ。ちゃんと人間に戻る。バランスを研究したの。そういったことのために、この体になったんだもの。

 ……これだけ言っても、信用してくれないの? あなたなんか亜美じゃないって、亜美だったら戦いを放棄するよう言わないって……。さっきも言ったわ。私は亜美よ。そしてレイちゃんがそうやって戦う力に固執するのは、うさぎちゃんだけに依存しているからよ。

 ……いいわ、わかった。レイちゃんから戦う力を無くすのは、あきらめたわ。私は、嫌がることはしない。例えそれが相手のためになることだとわかっていても、無理矢理はいけないこと。わかるわ。

 でもこのままだと、開放した途端、私、殺されちゃうわよね。あなたの目がそう言ってるもの。だから、本当に残念だけど、対策だけはさせてもらうわ。

 簡単なことよ。私の体を使って、レイちゃんを、たっぷり、狂わせてあげるの。最初はきもちわるいかもしれないけど……ふふ、すぐにそんなこと関係なくなる。ぬるぬるで、どろどろで、ぐちょぐちょなのに、おくちも、耳も、首も、脇も、手も、おへそも……そしてもちろん、おっぱいや、おまんこも。ぜーんぶきもちよくして、頭のなかがそれだけになっちゃうの。

 不可能って? うふふ。今の私には、ヒトの体なんて、とっても簡単に扱えるの。神経に直接私をつないで、ちょっと刺激を与えるだけでいい。自在の体が可能にしたスキンシップなのよ。

 まだ、私のことを、そんなふうに言うのね。なら実行するしかないわ。残念だけど。……残念。

 ねえ、最後に言わせて。私、こんなことになんてしたくなかった。レイちゃんが私のこと受けいれてさえくれれば、とってもきもちよくできたのに。ずっと親友でいられたのに。いつだって気持ちよく、できたのに……。

 うん、しかた、ないよね。じゃあ、いくよ。私からの、ハッピーバースデー……


 なんなんだ。なんなのだ!

 目の前の、こいつは得体の知れないドロイドだ。亜美ちゃんの姿を借りて、えっちな触手で私を嬲る卑劣なドロイドだ。それも全裸を見せびらかすように私の前に立つ。亜美ちゃんが言うはずのないことを、亜美ちゃんの姿で! 亜美ちゃんを侮辱している。こいつは私の親友をこれ以上ないほどに侮辱しているのだ!

 なのに、なんなんだ! あのセリフは。そしてあの表情は! あんな、寂しい顔は……亜美ちゃん、そのものじゃないか! 理解されなかったときの、仲間外れにされたときの亜美ちゃんじゃないか! ……なんで、なんであんな顔が出来る。模倣しているだけのくせに!

 私の肌がちりちりする。ソーダにでも触れてるかのような感覚だ。溶かされてる? いや、多分目の前のドロイドは、確かに言ったとおりのことを実行するつもりなのだ。私を狂わせるために、繋がろうとしているのだ。

 ……あんな、悲しそうな顔で!

 演技のはずだ。あんなの。本心は嬉しいはずなんだ。私が壊れ、戦力が無くなることが! そのはずなのに。そのはずなのに! なんで……なんで……私……あのドロイドが……亜美ちゃんに見えてしまうんだ……

「亜美……ちゃん……」
「……レイ、ちゃん。わかって、くれたの?」

 亜美ちゃんの声で、亜美ちゃんの顔で、目の前の彼女は嬉しそうに言った。ああ、そんな顔されたら、私は。

 私に絡まった触手が、引いていく。私の拘束が溶けてゆく。私の強固な思いもいっしょに、溶けていく。もう、目の前の敵とは戦えない。だって私には、亜美にしか見えないから。

「ひどいこと、言っちゃったね」
「ううん、私も、ひどいことしたから」

 悪いのは一方的に私なのに、なぜかお互いに謝ってた。ああ、そうだ、やっぱり亜美ちゃんだ。ごめんねと、私はもう一度謝ってしまった。

「よかった。私、レイちゃんと、また笑っていられる。ドロイドになっても、また」

 亜美ちゃんは、そう笑った。もう、ドロイドとか、関係ないよと私も笑った。さっきまでのはなんだったのと、亜美ちゃんは笑いながら返した。私がまた謝ると「いいのよ、もう」と、亜美はまた笑った。

「ああでも、レイちゃんをきもちよく出来なかったこと、残念だな……」「え?」
「えっちなこと、したくなったらいつでも呼んでね?」「え、ええ? やっぱりドロイド?亜美ちゃんらしくない!」
「ええそうよ。私はドロイド、ジャーマネン。そして、同時に人間、水野亜美。」

 くすくすと笑いながら、彼女は答えた。言い聞かせるようなそれは亜美ちゃん。だけど……

「ふふ、じゃあ、私、帰るね。また明日。」

 最後にそう言いのこして、亜美ちゃんは闇の中へ溶けていった。ああ、彼女が「帰る」ところはそこなのかと、少しさみしくなった。

 そして今、私はお風呂に入っていた。ぬるぬるに汚された私の体を清めるためだ。

 でも、なのに、それを洗い流した途端、寒さを感じた。あったかな布団を奪われたかのような、そんな冷たさ。あるいは人肌の温もりを奪われた、寂しさだ。

 そうだ。このぬるぬるは亜美ちゃんの体液だったわけで、そしてあの触手も亜美ちゃんだったわけで……。ああ、私、裸で亜美ちゃんに、全身さわられちゃったんだ……

 ふっと、裸で抱きあう私と亜美ちゃんが脳裏に浮かぶ。う。なんだろう。なぜか顔が熱くなってきた。湯が熱いのかな。それとも……

『えっちなこと、したくなったらいつでも呼んでね』

 うわ、なんでその言葉が頭の中で再生される。私、ちょ、なんかお風呂に入ってるだけなのに、むねがどきどき、からだがほかほか……おっぱいがざわざわ……た、試しに触って……試すだけ……

「……んっ!」

 やばい。きもちいい。どうして。もっと、もっと揉もう。そして目を閉じて……これが亜美ちゃんの手と思って……

「ん……あ、亜美ちゃ、はっ……もっと触って……」

 もう熱のまま、私の手はあそこへと伸びていた。淵をなで、小さなおできに触れた。びくびくと体が震え、さらに、さらにと指は奥を目指す。

「あ……い……」

 気がつけば、私を中心に水が渦を巻いていた。私の動きに呼応し、水が私を撫でる。ぬるぬる……むにむに……え?

 目を開けると、そこはウチのお風呂ではなかった。びくんびくんと震え、ぬるぬるの艶を放つ赤い肉壁が作る、小さな部屋。それだけでなく、私の体を亜美ちゃんが、触っていた。

「あら、気付かれちゃった」
「え、いや、な、え?」
「大丈夫、ここは私の中だから。だれも邪魔しないわ。うふふ、レイちゃんがあんな声出してるもの、ご招待しちゃった、私の中に」
「え、いや、はい?」

 混乱してる私を無視し、亜美ちゃんは体を撫でながら続ける。

「こわがらないで。私に身を任せて……」

 ぬるぬるの手が、私を撫でてゆく。巨大な舌で舐められてるような、それともおまんこを直接塗りつけられるような、そんな感覚で、きもちよかった。

 ああ、もういいか。亜美ちゃんに任せてみよう。きっと、きもちいいだろうから……

 最後にそう考え、私は目を閉じた。


 最初は、亜美ちゃんが私を撫でまわすだけだった。それでも私は十分にきもちよくて、力が抜けて、ふにゃふにゃになれたけど、でも、なにか足りなかった。

 そんな風に考えていたら、唐突に亜美ちゃんが「舐めて」と言った。目を開けるとすぐ前に亜美ちゃんのあそこがあった。

 私は言われたとおり、その秘裂を舐めた。亜美ちゃんはぴくんと体を弾かせたが、すぐに私の口へともう一度それを押しつけてきた。舐めれば舐めるほど、亜美ちゃんの中から蜜が溢れてきた。それは桃のように甘くて、蜜のようにとろとろしていた。美味しいので、さらにさらに舐めつづけた。

 一方私の秘裂も、亜美ちゃんの舌が侵入していた。この舌はどこまでも伸び、襞の一枚一枚を丁寧に舐めあげ、奥の奥まで綺麗にしていった。太さや硬さまでも変えながら、私の穴を埋め、満たしていった。

「ごめん、私、もう我慢できない。もっとレイちゃんを感じたい」

 亜美ちゃんは、唐突にそんな宣言をした。すると赤い肉壁がずいずいと迫ってきて、あっという間に部屋ではなくなってしまった。小さな肉の寝袋の中に、二人収まっている感じだろうか。私と亜美ちゃんは、ぴっちりと密着することになった。

「ね、入れて、いい?」

 変幻自在の体は、狭い中でも簡単に体位を変える。私の目の前にきた亜美の顔は真っ赤になっていた。私は肯定のつもりで、抱きあいながら、キスをした。ちゅるちゅると、私の中になにかが侵入してきた。

「ああ、レイちゃんの中、あったかくって、きつくって、ぬるぬるして、とてもきもちい……」
「亜美ちゃんのも、それに亜美ちゃんの中も、とってもきもちいいよ……」

 本で見たセックスは、男のほうが激しく動いていた。が、亜美ちゃんにはその必要はないようだった。中の触手は自在に形を変え、舐めあげ、震え、捻れ、波立った。私たちはきつく抱きあい、御互いのぬくもりを感じたまま、繋がる快感を貪った。

「ね、出していい? たまご、出していい? 戦いやめよ? 人間になろ?」

 亜美ちゃんは、赤い顔で私に聞いた。……とってもかわいい。かわいかった。でも。

「ごめん、亜美ちゃん。私、やっぱり戦う力は欲しい。うさぎちゃんの敵になるのは、きっと、まだいるから」

 私はそう回答していた。亜美ちゃんは寂しそうに目を伏せた。

「でも、亜美ちゃんの卵自体は、私、欲しいな。戦う力を失わないものなら、出していいよ。ううん、出して欲しい」
「……ありがとう、ありがとうレイちゃん!」

 亜美ちゃんの目が、すこし潤んでいた。

「じゃ、いくよ……受けとって! 戦う力を失なわない、普通の、私の卵!」

 私の奥のなにかが、触手によって抉じ開けられた。その直後。びゅーっと、先を細めたホースから出る水のように、それは私の奥へと流しこまれた。

「「……ん、あ、んあああああぁぁぁぁぁぁっ!」」

 触手がびゅくびゅくと鼓動を立てながら、止まることなく送りこまれつづける。その振動と快感は、私の脳を焼き、声を上げさせた。亜美ちゃんも、目をびくびくさせていた。それが、10秒、20秒、いや、もうわからない。止まることなく続く。子宮が満たされるどころか、お腹が膨らんでいった。

「あ……ああ……っ……」

 それが止まるころには、私のおなかは妊婦のように膨らんでいた。肉壁が広がり、亜美ちゃんも離れる。二人の肌の間に、ぬちゃぬちゃの橋がいくつも伸びた。体を起こすと、ぼむんとお腹が弾んだ。

「……たまご?」
「うん、たまご、というよりは、私の分身かな。これでいつも、私はレイちゃんの中で、レイちゃんの温もりを感じていられるの」

 もちろん、危なくなったときはおなかから出て助けてあげるからね? そう笑う亜美ちゃんが、とてつもなく愛しく感じた。おなかを撫でながら。

おしまい。


  1. 管理人:眠れなかったんだ。書かないと眠れなかったんだ。もうあと1時間しか寝れないけど。あはは。おやすみ。

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書いた日: 2011/04/18 05:37 カテゴリ:妄想

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作成:スラマイマラス
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