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スライム娘好きのチラシの裏

スライム娘促進運動をそこはかとなく。

更新履歴という名の管理人のひとりごと

2011/03/18

ジャーマネンさんについて

※この記事には、好きな娘を思いっきり自慢したいがゆえの妄想が大量に含まれています。公式スペックなんて知ったことか。

ああ、やっぱりジャーマネンさんは素敵だ。というわけで、今日はジャーマネンさんに対する妄想、願望を詳細に書いてみようかと思います。ストレス溜ってんだから許してください。

ジャーマネンさん(以下は敬称略)と言えば、能力は体の液状化ですが、しかしもうひとつ、あまり目立たないですが、他のドロイドよりも得意な能力があります。ドロイドの元となっている邪黒水晶そのものの特性、時空を歪める力に由来する能力です。

まず、気付きにくい点なのですが、ジャーマネンがセーラー戦士を捕えたあと、背景が黒く染まる現象が起きています。


電灯が壊れたという見方もあります。しかし元々足元のほうが明るかったのが、事後は足元から暗くなっており、少し不自然です。店内がダークパワーに満され、次元が歪んでしまっていると考えたほうがよいでしょう。実はこんなふうに時空が歪む現象を完全に単体で起こしているのは、ジャーマネンと時空操作に特化しているリュアクスの二者のみです。アボガードラーはダークフルーツというアイテムを使っていますし、ダンブルは元々コーアンがダークパワーを注ぎこんだという下準備、戦闘中もコーアンが一緒です。アクムーダは催眠の演出っぽいですし、ニパスは氷漬けにしているだけで、時空が歪んでいるような演出はありません(倒したあとの演出を比較するとわかります)。エスメロード配下はダルクヘンジというアイテムを使っています。まあダルクヘンジとドロイドは一心同体のような関係があるようですが……。まあなんにせよ、一部屋だけという極めて狭い空間ではありますが、ジャーマネンは単体で完全に次元を歪める力を持っています。

さらに、ジャーマネンは壁抜けをガンガンに行使しています。実はこれ、他にやっているドロイドはエスメロードが強力と言っていたキラル・アキラルのみです。これだけ戦闘に優位に使える能力を他がわざと使っていないというのは考えにくいので、使えないというのが自然でしょう。つまりジャーマネンは空間操作についてキラル・アキラル並の力を持っているということになります。

ただこれ、本当にただの壁抜けでしょうか。キラルたちのは壁を突き抜けているシーンもあるので、そうとわかるのですが、ジャーマネンの場合は少しおかしなシーンがあります。

穴からどろどろと流れ落ちてくる登場シーンです。ただもしこれが壁抜けであったとするならば、穴のふちに沿って流れ出てこなければならないはずです。が、実際にはふちと粘体には隙間があり、しかもまっすぐ下に流れ落ちてきます。これは……実際の穴よりさらに上のほうから流れてきていないとならないような気がします。

ここに先程の強めに持っている次元を歪める力を考えると、ジャーマネンは壁抜けをしているのではなく、別の次元から出てきているのではないかという推測が立ちます。そう考えれば体積の増減についてもこう考えられます。次元を歪めた奥に大量の自身の体を保管してあるのです。というかすいません、そうしたいんです。

だってそのほうがロマンがあるじゃないですか。ジャーマネンさんの体ががばあって開いて、全部ジャーマネンさんに呑みこまれて、ジャーマネンさんが作り出した異次元でずーっと、ずーっとジャーマネンさんの中でいちゃいちゃぬちぬちゃどろどろしたいじゃないですか。時間も歪めてもらって、外の一日が中の永遠でいいじゃないですか。どこまでもジャーマネンさんだけで、ジャーマネンさんを飲んで、ジャーマネンさんを食べて、ジャーマネンさんを出して、そのうちにジャーマネンさんで体が出来あがっちゃいたいんですよ。だって食べたもので体は出来るわけじゃないですか。

あージャーマネンさんの中につれてってほしいなー。っていうかいきたいなー。

ふう、だいぶんすっきりした。


  1. 無垢なる刃クロン:すごい妄想ですね(笑)
  2. 管理人:浪漫ですから!
  3. :背景が黒く染まる現象…?
  4. 3:書いてる途中で誤って送信してしまった;; 黒く染まるのは単なる演出ですよね。敵がS戦士を捕獲した訳で、スタッフはその絶望的な雰囲気を視聴者の目でも確認しやすくなるようにしただけ。
  5. 猫かつお:おはようございます設定集見ましたよチョーカーつけてないですね初登場ジャーマネンさんカラー写真桃のようなヒップお願いしますそれではさようなら

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書いた日: 2011/03/18 01:38 カテゴリ:妄想

2011/03/16

なぜドラえもんは歴史を変えているのに、タイムパトロールに捕まらないのか。

答:ドラえもんは歴史を変えていないから

少し考えれば明確な回答が出るはずなのに、何故かきちんと説明できているサイトがないため、ちょっとした気晴らしに書いてみます。

「そもそもドラえもんはのび太の運命を変えるために来ているのに、時空犯罪者を取締るタイムパトロールに捕まるどころか感謝されている」という不自然から浮ぶのが冒頭の疑問です。ただよく考えてください。この不自然さが生まれる、もっと前、根本的な部分での不自然ではありませんか。「ドラえもんを送り出したセワシに犯罪の意識がない」というところです。

いくら自らが困窮に苦しんでいるからといって、犯罪に走ったりするでしょうか。例え悲壮な決意をもって実行したにしても、それを旧式のロボットに託すでしょうか。また、それをのび太に説明する表情も、明らかに必死さはありません。不自然です。

この不自然さを説明するには、3つの方法があります。第一の方法は「セワシは時空犯罪に問われない立場にある」という推測です。実はタイムパトロールの幹部であるとか、そういった説明ですが……正直苦しいのではないでしょうか。「ドラえもんが捕まらない」という結果を元に答えを作っている気がします。

第二の方法は、「実はドラえもんが来るというところまで歴史に折りこまれている」という説明です。ドラえもんの開発者は実はのび太自身、だとかのループ理論ですね。有名な創作最終回もこれです。ただこれ……最初のスタートがどこにあるのか、という疑問が出てきてしまいます。今後歴史を維持するために、セワシはドラえもんを送らなければならないのでしょうか。ドラえもんは無限の時の輪の中で永久にのび太の世話をしなければならないのでしょうか。これはこれで、永遠に年を取らない漫画の設定に合ってる気がしないでもないですが(笑、でも、腑に落ちない部分はあるんじゃないでしょうか。

ここで、第三の方法が出てきます。これは第一と第二を合わせたような部分があるのですが……「セワシの未来では、時空犯罪という概念がない」という説明です。これは1話におけるセワシの説明からも推測できます。のび太にタイムパラドックスによりセワシ自身が生まれてこない可能性を聞かれたとき「東京から大阪に行くのに、新幹線・車・バス・飛行機いろんな方法があるが、方角さえ合っていれば最終的には目的地には着く。それと同じように自分も必ず生まれてくる」と説明を行なっています。これ、ようするに「大きな視点で見れば、歴史が変わることはありえない」と言っているわけです。

もしこのセワシの説明が未来人の一般的感覚であったとするならば……歴史を変えることは犯罪になりえるでしょうか? 答えは否。歴史は変わりえないとの結論なのだから、犯罪と規定される理由がありません。よって、セワシのいる未来では、時空犯罪という概念が存在せず、タイムパトロールもいないのです。

いやいや、タイムパトロール出てきてるやん、と言うまえに、この先をもう少し考えてみてください。

こうしてセワシは見事ドラえもんを送りこみ、歴史改竄はまんまと成功します。そうしたとき、未来の住人はなにを思うでしょうか。自らが改竄の成果であるがゆえに、これ以上の改竄を阻止しようと動くのではないでしょうか。のび太がそう考えるかどうかは微妙ですが、静とのび太の子供は確実にそう思うはずです。歴史改竄によって自身が生まれたということは、逆に言えば歴史改竄によって自身が生まれなくなることがありえます。となれば、歴史改竄を断固として阻止するでしょう。

そう、タイムパトロールは、ドラえもんによる歴史改竄が成功した未来から送りこまれていたのです。その任務はドラえもんによる歴史を維持すること、すなわち歴史改竄を阻止することとなります。

以上より、「なぜドラえもんは歴史を変えているのに、タイムパトロールに捕まらないのか」に対する私の回答は、「タイムパトロールから見れば、ドラえもんは歴史を変えていないから」です。

おっぱい


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書いた日: 2011/03/16 22:19 カテゴリ:topic

2011/03/12

いきてます。

ついったでは呟いたりしてましたが、はっきりわかる場所で生存報告。

安心したくてニュースを見てるのに絶望的な光景しか写されない……。皆さんの無事を祈りたいです。たのむ、仕事が忙しいだけだと……


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書いた日: 2011/03/12 07:13 カテゴリ:日常

2011/03/07

いやはや、申し訳ないです。

うっかりPCの再構築するはめになっちゃいました。03/03あたりからぼちぼち作業してようやく復旧した感じです。いやあ、パーティションテーブルなんか不用意にいじるもんじゃないね!

地味に仕事も忙しく、なかなかまいったもんです。ひとつ安定したと思ったらまた次の新しいのがきちゃったよ。やりがいあるけど。

まあそういうわけで、続きがまったく手をつけられていません!! あはは。まあ今日からぼちぼち書いていきます。

ついでに過去記事をうまいことなんとかしようと思ったのですけど、いやあ、さすが公開当初からマイナーなブログツールだったblosxom、5年もたてば有用なプラグインは軒並404ときたもんだ。自分で書けってか。いやまあ、書けるけど、時間ないよ。

いちおう、http://slime-girl.homelinux.net/hallucination/2006/とかで古いのは見れます。URIの2006を2007とかに変えりゃ、まあ、なんとかある程度は。……てか恥ずかしいなこれ。書いたことすら忘れてたよ。

ねむい


  1. かくに:まいどお疲れ様です。トラブルってのは不思議なもので忙しい時に畳み掛けるように襲ってくるというか… 復旧が一段落して良かったですね。仕事共々無理せずやんわり頑張ってくださいな。
  2. 管理人:いやまあ、自分で設定壊しちゃっただけですけどね(苦笑 納期まで時間がないステキな仕事なので必死で頑張りますです。

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書いた日: 2011/03/07 07:50 カテゴリ:日常

2011/02/25

ジャーマネンさんVSマーキュリー(3)

これの続き

 亜美を撫で回す触手は、イカやタコ、イソギンチャクが持つものとは異質なものであった。あるところでは枝分れし、またあるところでは合流し一本に戻り、全身へ複雑に絡まっていた。亜美がいくら身を捩ろうが、悲鳴を食い殺し後ろへ前へ力を入れようが、蠢きながら粘液を塗る触手からは逃れられなかった。

 いくら暴れても逃れられないことを悟ると、亜美は瞼をぎゅうと閉じ、吐き気と嫌悪を抑えこみながら大きく口を開けた。そして近くの触手へと力の限り噛みついた。ただ一つ残された物理的な抵抗だった。

 それはあっさりと成功した。触手は蒟蒻ほどの弾力で歯を通し、噛みついた場所はリンゴをかじった後のように半月型に切れていた。と、亜美の口内で欠片が蠢き出したため、狂乱しながらすぐさま口から吐き出した。舌の上に粘液が残ったが、水で口をゆすぐことも出来なかった。

 そこまでしてダメージを与えた触手なのに、欠けていたのは僅かな間だった。触手の別の部分から余剰分が分離し、亜美の肌を這ってゆく。そうして凹んだところへ辿りつくと、穴を埋めるように融合し元の形に復元してしまった。ダメージはなかったのだろう、ドロイドは「もっとかじっても良いのよ」と微笑みかけた。

 その様に亜美はまた蛞蝓を連想した。この触手は幾万もの赤い蛞蝓が紐状に融合しているようなものなのだ。もし欠けたとしても、また切れたとしても、個々の部分はそれぞれ生きつづけ、自分へ張りつき、ぬるぬると拘束しつづけるのだ。

 そして先程それに噛みつき、欠片を口に入れてしまったことに思い至る。なおかつそれが分泌した粘液が口内に残っていることに気付き、亜美はついに嘔吐した。痺れる胃液は口内を洗い流したが、体を汚した。しかしそれは直ぐ様触手が拭き取っていった。

 今や亜美の全身が粘液で光っていた。触手は顔に触れることはなかったが、嘔吐のせいで口元からは涎が、そして目からは涙が流れていた。顔も、気分も最悪だった。体力も失なわれ、悲鳴を上げることにすら疲れていた。

 それを、目の前の赤い女は笑って見ていた。

「どうして、どうしてそんなに楽しそうなの!」

 亜美は激昂した。おとなしい彼女が怒りの声を上げ、そして今も息を荒げ、敵を睨みつけていた。その目には先程『自分を殺せ』と言ったとき以上の、強い意思の光があった。

 ジャーマネンはさらに笑みを強くした。亜美へ顔を近づけ、紫色の舌で涙の跡を舐め取った。舌が離れると、粘液が糸を引いた。それは唾液ではなく、腐敗した食物が引く"糸"に見えた。舌の色と、ねちりとした音と、必要以上に粘つきながら崩れそうにやわい舌自体の感触のせいだった。

 その舌が次は耳元へと近付いてゆく。そしてびじゅりという音とともに、生暖かいものが耳朶を舐めた。それだけではなく、ぐじ、ねじゅりとした音が耳の中までも冒してきた。粘る音が脳内に響く。もちろん退避しようとしたがどれだけ体をよじろうとも拘束された中では無駄だった。

 鼓膜までを舐め抜いてようやく満足したのか、舌が耳から出ていった。指も届かないところまで粘液を塗りつけられ、頭の奥までぐじゅりとした残響音が残っているかのようだった。最悪の気分だった。

 にも関わらず、ドロイドは耳元で囁いた。
「あなたの涙も、肌も、耳の中も……とっても美味しいです」
「……」
「さあ次は、あなたの口をいただきましょう」

 身の毛がよだつ話だった。あの腐敗した舌が口内に入れられる。さっきの欠片以上のなにかをされる。亜美は口をぎりりと軋ませた。

「……殺してやる。そんなことをしたら、どんなことをしても、絶対にあなたを殺してやる!」

 叫びながら、亜美は相手を視線で殺すつもりで睨みつけた。こんな直接的な言い回しで叫んだのは、初めてのことだった。知性派であるはずの彼女が、今、ただ殺してやりたいと、そう頭を塗り潰されていた。

 なにを今更という態度でジャーマネンは笑う。が、亜美の瞳に宿る、黒く光がより一層強くなっているのを見て、内心では微笑んでいた。「もう少し」とジャーマネンは思った。

闇への勧誘ですからー。エロ、とは少し違ってしまった気がしないでもない。というかこれはこれでリョナになるんですかね。

次回は少し時間かかりそうです。目標は3/1か3/2。


  1. sui:ここで更新されているSSはどこで見れるか教えてください。ショートストーリーにはありませんでした。
  2. 管理人:調整中です。そのうち見れるようにします。
  3. 11-47:実に良いですね。キスを通じて亜美に芽生えた黒い心とジャーマネンさんが融合してし……というわけで、またしばらくROMります。
  4. 管理人:ありがとうございます。仕事が忙しくて更新止まってますが、続きは手元でちょこちょこ書いてますので……

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書いた日: 2011/02/25 21:23 カテゴリ:妄想

2011/02/22

ジャーマネンさんVSマーキュリー(2)

これのつづき。

 死の代わりに唐突に出た"取引"という言葉。亜美は顔を上げる。

「……どういうこと?」
「取引です。あの場に居たということは、あなたは敵のひとりでしょう?」
ここに言い逃れは出来ない。亜美の沈黙をジャーマネンは肯定と受け取った。
「ですからもし協力をいただけるのなら、あなたを見逃しましょう」
死を突きつけながらの提案。亜美は即答した。

「断わるわ。このまま殺しなさい、私を」

 きっぱりと言い放つと、亜美はドロイドの目を睨みつけた。体を固くしながら、さあ刺せと、私は死など怖くないと目で訴えた。
「虚勢ですね。震えが止まっていませんよ」
「いいから殺しなさい。それとも、出来ないのかしら?」
亜美の質問に、今度はジャーマネンが沈黙する。
「出来ないわね。私を殺してしまえば、あなたは力の供給先を失うことになる。きっと得られないまま消えてしまうことになるでしょう。でも逆に協力すると答えれば、裏切りという黒い意思、強いパワーを得られる。……そういうことでしょう?」

 亜美は見透すように睨みつける。ナイフは止まったままだ。ただ、ジャーマネンに焦りはない。

「確かに『はい』という答えでしたら、そのまま殺すつもりでした。裏切りと、また裏切り。後悔しながら息絶えてゆく。さぞかし強い力を与えてくれたことでしょう」

 亜美の心中はテストの回答が返ってきたときに似ていた。99%の確信と1%の不安が、99%の満足感と1%の安堵となる、あの瞬間だと思った。

「しかしあなたのロジックには大きな誤りがあります」

 言葉の意味がわからない亜美を前に、ジャーマネンは笑って続ける。
「私は死など恐れていないということです。組織にとって得になるのであれば、命など惜しくはありません。そもそも私はそういう『モノ』です」
モノの部分をゆっくりと強調する。事実ジャーマネンはドロイド、兵器として人によって作られた生命だ。
「むしろ拾った命で敵であるあなたと差し違えられるのであれば、それは大戦果です。壊れたはずの兵器が敵によって不完全に修理され、敵陣地で爆発。こちら側にとってはとても愉快なことでしょう」
ジャーマネンの次の言葉を聞くまでもなく、もう亜美は震えを隠せなくなっていた。
「ですから、私があなたを殺さないなんて保証はどこにもありません」

 恥ずかしさと、後悔と、恐しさがぐるぐると回る。震えが、汗が止まらない。膝が笑い、今や触手が亜美を支えている。涙が溢れ、脳裏にうさぎの笑顔が現われる。「ごめんね」と、謝罪の言葉が口から出る。今、私はうさぎのためではなく、私の失敗がゆえ、死ぬ。大切なものも守れない、なんて無駄な死。なんの価値もない死。嫌。そんなのでは、死にたくない。死にたくない。

 そんな死を回避する叫びが亜美の頭を回転させた。そうだ、私は自分の命が大切だから相手も大切だと、そう考えてしまった。そこが失敗の元だったのだ。人間と同じ感情でロボットが動くわけがないし、だいたいあんな冷たい輝きの邪黒水晶で作られているのよ、ドロイドは。人間とはかけ離れてて当然よ。ドロイドの蝶ネクタイにある邪黒水晶が目に止まり、思わずそれへ悪態をついた。

 が、その瞬間、亜美は気付いたのだ。邪黒水晶が成長していないことに。ここまでの経緯で、ドロイドの邪黒水晶は2/3ほどに回復していた。だが、今この瞬間は徐々に小さくなっている。それはドロイドが力を得られていないことを意味していた。

 亜美は考える。私は今、自分の失敗を責めている。うさぎたちに責任はないし、今となっては目の前の敵も恨む気になれない。……他者を妬んだり恨んだりではなく、あくまで自分を攻撃するこの感情は、敵の力にならないということか。なら今、私が刺されたとしても同じだ。もし知る前なら少なくとも敵は恨んだろうし、理不尽な怒りだって湧いたかもしれない。なのに伝えることで力が得られる機会がなくなっている。あんな間違いを指摘するメリットがまるでない。

 未だナイフは動かなかった。疑問が、亜美の思考をさらに進めていった。結局、間違いを伝えたことで、敵はもう私から力を得られない。それに殺すことが大戦果だとも言っていた。なら、今、力を得ることが出来ない私を生かしている理由はどこなのか。私の利用価値はどこなのか。敵は私になにをさせたいのか。

 亜美が問題を解く前に、ジャーマネンは口を開いた。
「ああ、素晴しい……もう冷静に頭を働かせているのですね」

 熱っぽい口調で、らんらんとした目が亜美に向けられる。
「命が賭かった状況にも理論を武器にしようとする。それでいて黒い感情も持っている。ああ、見込んだ通り……」
敵に対するものではなく、また見下しているものへの態度でもない。ジャーマネンは弾む声でその答えを聞かせた。

「やはりあなたは闇の道が相応しい」

「……なにを、言っているの」
亜美は自身の状況をそのまま口に出していた。ジャーマネンは顔を近付ける。
「最初から言っているでしょう? 私はあなたに協力して欲しいのです」

「弱点を知ったでしょう? 大丈夫、これからそこを埋める方法を教えます。あなたは完璧な理論を作れるよう成長するのです。闇の力で……」

 ナイフがゆっくりと胸から離れたかと思うと、2,3の赤い閃光が走る。衣服が幾つかの布切れへと変わり、はらりと落ちる。自分が一糸纏わぬ姿になったことに気付くと、亜美はここまでの異常な状況でも出すことのなかった悲鳴を上げた。

 裸ということは触手が直接肌に触れるということだ。人肌のように暖かい触手はぶよぶよとやわらかく、肌にぴったりと吸いついてくる。それだけでも嫌なのに、さらにぐじゅぐじゅと穢らわしい音を立て、赤い粘液を吐き出しながら体を撫で始める。

 巨大な蛞蝓が全身を這い回るも同然の行為に、亜美の悲鳴は止まらない。嫌悪感で涙が出るほどなのに、ジャーマネンは楽しそうに言った。

「ここから先は勧誘です。闇の力の素晴らしさを心ゆくまで教えてさしあげます」

やっと本題に入れますね! ここまで長かったのでエロ頑張ります。たぶん、また明日。


  1. :ええい、誰も言わないなら俺が言ってやる!いけいけジャーマネンさん!
  2. 管理人:うおお、ありがとうございます。実は(駄目なのか)と少し凹み気味でした。よかった。安心……。次回は最悪でも2/24中にはなんとか。

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書いた日: 2011/02/22 02:51 カテゴリ:妄想

ジャーマネンさんVSマーキュリー(1)

「……くっ」

 自宅である高級マンションの一室で、水野亜美は苦痛の声を上げた。手足を拘束し、全身に絡みつく赤い触手は、逃がれようと力を込めようが、まるで変わらずに彼女を縛りつけていた。

 目の前には、今日の昼間に倒したばかりのドロイド(確かジャーマネンと呼ばれていた)が立っている。赤い粘液で出来た体が特徴的なドロイドは、しかしなぜか、隙だらけの敵を前に止めを刺そうとはせず、ただじっと手の内の少女を緑の目で見つめるのみだった。いつ殺されてもおかしくない恐怖を抑えつけ、逃がれるための隙を探るべく亜美もまたドロイドから目を離さなかった。

 そうして、ジャーマネンの唯一の衣服である黄色い蝶ネクタイに嵌っている邪黒水晶が視線に入ったとき、彼女は違和感を覚えた。小さくなっている気がしたのだ。IQ300の頭脳から昼間のドロイドの姿を引き出すと、写真のような明確なイメージが脳裏に浮かぶ。そして邪黒水晶が以前の1/3ほどになっていることを確信する。

 さらに亜美の目は、ドロイドの邪黒水晶が今なお徐々に小さくなっていることも発見した。そう、ムーンの浄化を受け無事で済むはずがない。表情にはまったく出さないが、ドロイドは弱っているのだ。それこそ自身に止めを刺すことも出来ない、拘束するのが精一杯なほどに。

 邪黒水晶が小さくなるペースから見て、あと5,6時間もすれば目の前のドロイドはパワー切れで消滅するだろう。もしかしたらもっと早く拘束が緩むかもしれない。脱出さえ出来れば変身して自分でも止めを刺せるはずだ。ただそれまで、私は待てばいいのだ。

 亜美は安堵し、ここまでの経緯を思い起こす。そう、元はと言えばドロイドを倒したあとに残されていた赤い粘液を、研究サンプルとして回収し持ち帰っただけなのだ。家に帰って「ああ、こんな時間になってしまった」と呟いた瞬間にこれなのだ。その上ここでひたすら待ちつづけるだなんて、どれだけの時間が消費されるのだろう。この時間を勉強に使えれば、どれだけの参考書が読めただろう。

「ああ、やっぱり、ドイツに行ったほうが良かったのかな……」

 今、喉から手が出るほどにダークパワーが欲しいジャーマネンが、その黒い感情を見逃すはずはない。そもそもジャーマネンはサンプルとして確保されたあと、亜美からたびたび発生していた黒い感情を元に復活できたのだ。しかしそれ以上の力は溜まらないまま、亜美が自宅へ戻ってしまった。ダークパワーの元となる感情が無ければ、あと数時間で消滅してしまう。だが自宅でそのような感情が発生するとはとうてい思えない。

 ゆえに亜美を拘束したのだ。時間を気にしている様子だった彼女を身動きできなくすれば、きっとなにかが発生するだろう。正直なところ賭けではあった。だが、まんまと成功しはじめている。そして今、ドイツというキーワードを聞くことが出来た。

「ドイツに行きたいのですか?」
「……!」
唐突な問いかけに、思わず身構える亜美。
「そう固くならないでください。もうあなたも気付いているでしょう? 私はもうすぐ消えてしまう身。だから、少しお話しませんか?」

 セーラー戦士のブレインであるがゆえに、亜美はまず意図を考える。もしも今、第三者として分析していたのであれば、亜美はその意図に気付けただろう。だがジャーマネンが狙っている黒い感情が亜美自身から発生しているがゆえ、亜美自身はその感情に鈍くなっていた。結果、亜美はドロイドの狙いに気付くことはなかった。

「話をするぐらいなら、この拘束を解いてくれると嬉しいのだけど」

 強い口調で亜美は突っ返したが、ドロイドはくすりと笑って何故?と聞き返す。理由如何で拘束を解くことも添えて。

「私は早く勉強に取りかかりたいの」
「勉強してどうするのですか?」
「立派な医者になって多くの人を救うのよ。あなたのように人を傷つけるんじゃなくてね」

 亜美にしてみれば最後は皮肉のつもりだった。荒れる感情は本音とともに、黒い力までも放出していた。ドロイドはまたくすりと笑った。いつしか邪黒水晶の縮小は止まり、逆に少しずつ大きくなっていった。

「医学の勉強のために、ドイツへ行きたかったのですか?」
「そうね。もちろん時間さえあれば日本でもちゃんと勉強はできるの。でも今はあなたみたいのが居ないドイツに行きたいわね」

 ジャーマネンは愉快だった。この目の前の少女は、自分にどんどん力を与えてくれる。もうこの少女を始末するだけの力は戻っている。ただこのまま煽りつづけ、まずはカラベラス様の元に帰れるくらいには回復させよう。そうした後に手をナイフに変えてさっくりと刺してしまえばいい。笑みを隠し切れない。

 一方水の戦士は、荒れた感情の中でも敵の余裕を敏感に感じ取っていた。波が荒れていても、水の中は静かなように、内面に秘めた冷静さが、ドロイドの邪黒水晶が大きくなっていることを発見した。その要因をすぐさま弾き出すと、亜美は自身を恥じた。

 が、もう遅い。ジャーマネンは既に十分回復しているのだ。そして考える。自身を回収していたということは、彼女はあのセーラー戦士とやらの関係者のはずだ。なら……

 これまでまるで動くことがなかったドロイドが、にやりと笑いながら右腕を前に掲げる。それはすうっと細く変形したかと思うと、かしゃりと鋭い刃が生まれ、肘から先がナイフへと変わる。ドロイドはくすくすと笑いながら、ゆらりとこちらに伸びてくる。

 あんなもので一突きされれば、即座に死ぬ。亜美の全身から汗が噴き出ていた。しかしそれでも目は閉じない。隙を探すために。チャンスを掴むために。頭がフル回転する。

 果たしてジャーマネンのナイフは、亜美の左胸へと当てられた。しかしその鋭い刃はそこで止まり、赤いドロイドは代わりに口を開いた。

「取引を、しましょう」


つづく


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書いた日: 2011/02/22 02:39 カテゴリ:妄想

2011/02/19



[魔界の古本屋さんとこ]いそぎんちゃく (完)

ホラーっぽいオチまでは予想できたものの、まさかあそこで幼女さんが出てくるとは。ジャパンめ。うらやましいじゃないか。ついでに岩鉄も。

しかしこんなに長くなるとは思わなかったですね……。ただ島の内部まわりが非常に素敵で僕的には大満足です。どこまでが幻覚で、どこまでが現実なのかもわからないあたりも素敵。実際には美女なんて欠片もない可能性も……

次は……赤いガラスでできた悪魔の像ですね。どんな悪魔なのか今からわくわくです。


  1. 素素:悪魔
  2. 素素:魔界の古本屋さんとこ]いそぎんちゃく

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書いた日: 2011/02/19 22:42 カテゴリ:感想 » r_k

2011/02/17

[投影さんとこ]新聞さん。

まさかの恐怖新聞二回目。新聞なのに汁でぬるぬるとはいかに。というか艶がエロすぎてやばい。

しかしキガタガキタは確実にホラーではないですよね。……なんだろ。ラブコメがいちばんしっくりくるんだろうか。今週の話とかもうなにがなんだか。


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書いた日: 2011/02/17 23:36 カテゴリ:感想 » un_do

2011/02/12

おわったー!!

いやもちろんダメな意味ではなく。

急に入ったヘルプの仕事から開放されました。まあこれはこれで楽しかったですけどね。でもお助けどころかボスに風邪をうつしちゃいましたけどね。次の日ボスが医者いってみたらインフルと診断されてエラいことになっちゃいましたけどね。いや僕がうつしたのは風邪のはずですよ?熱もあんまり出なかったし、鼻水と喉だけだったし。まあ僕は忙しかったので病院いってないんですけど。

でも来年から予防接種は必ず受けることにします。年末年始のはヤバかったし。

それはそれとして、魔法少女プリティ☆ベルが面白かったです。まあ「すごいボディービルダーが魔法少女になって筋肉美を披露しながら魔法で敵と和解する」という一発ネタな話、であったはずなのにその後の展開がわりかしちゃんと出来ているという……。

まあ作中に登場するスライム娘のショゴスさんのために買ったんですが、それ以上に良いものでした。4巻以降も継続購入決定。あ、ショゴスさんが人食いする場面もあるよ! 体をぱっくり変形させてひとくちでばくり、もぐもぐ。某魔法少女アニメの今話題のアレに近い感じですが、捕食するのがスライム娘であればそれはもうエロだとおもいます。僕だけですか。そのショゴスさんが人間娘さんと融合してライバル魔法少女が出るような感じなので、うふふ。あ、あとイタカさんもエロくて素敵。

あ、あと一緒に弱虫ペダルも3巻まで買ったんですが、非常にアツくて面白かったので、給料出たら既刊ぜんぶ買います。うん、自転車は良い。ほんと、ママチャリしか乗ったことないひとは一度乗ってみるといいと思う。いや作中にあるとおり、「これが自転車か?」って思うから。本当に。

そういうわけで、えっと、ジャーマネンさん大好き。


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書いた日: 2011/02/12 00:51 カテゴリ:日常

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